iPadでレジと決済が安く簡単に――渋谷コワーキングカフェ「factory」の会計はオシャレPOSアプリ「ユビレジ」とクラウド会計「freee」が提携(1/2 ページ)

iPadで使えるPOSレジアプリ「ユビレジ」とクラウド会計「freee」が提携。導入した渋谷のコワーキングカフェ「factory」で話を聞いてきた。

» 2013年10月11日 14時15分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 「これまで税理士にお願いしていた決算作業がiPadで簡単に、しかも速くできるようになりました。月刊食堂などを読んでいる店舗経営者さんなどに、ぜひオススメしたいですね。POSアプリ『ユビレジ』とクラウド型会計『freee』を使えば、手間だった会計作業がかなり減り、本業に専念できますよと。これまで営業前に来てやっていたレシート処理をしなくてよくなったのは、本当に便利です」

 渋谷でコワーキングカフェ「factory」のオーナーを務める西原典夫さんはこう話す。factoryは、クリエイターやアーティスト、ビジネスパーソンが「集まる場所」「何かを作り出せる場所」を提供しているカフェ。全席に電源を確保しており、PCやスマートフォン、タブレットなどで作業をする人々が集まる場所だ。食事も持ち寄り可という太っ腹な方針で、リピーターも多い。昼はランチ、夜はビール類を多めにメニューを揃えている。

「factory」
店内の様子

 そんな「factory」の会計処理を支えているのが、POSアプリ「ユビレジ」だ。ユビレジは、iPadをPOSレジとして使えるようにするアプリ。初期費用は無料、月額5000円と安く使える点が魅力だ。シンプルなユーザーインタフェースで使い勝手もいい。使い方を学んだり、説明書を読み込んだりしなくても直感的に使える。利用している店舗経営者からは「オシャレでぜひお客さんに見せたくなる。メニュー表やデジタルサイネージ、接客など、レジ以外にもさまざまな用途で使えて、しかも安い」と高い評価を得ている。さらに入力した売り上げ情報をサーバに送り、一括管理できる仕組みなども備えている。

iPadアプリ「ユビレジ」。直感的なインタフェースで、誰でもレジ入力ができる

 もう1つ、最近「factory」が導入したのがクラウド会計ソフト「freee」だ。freeeは簿記の知識がなくても簡単に使える会計ソフトで、銀行やクレジットカードの入出金明細を自動で取り込み、記帳を自動化してくれる。さらに、青色申告ソフトとしても利用可能だ。元Google社員らによって開発されており、2013年3月にリリースして以降、急激に利用事業者数を増やしている。

クラウド会計「freee」トップページイメージ
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