「接客をマンネリ化させてはもったいない!」 印象接客派、写実接客派、それぞれの良さを盗め!走る社長の軽快ブログ(1/3 ページ)

携帯ショップで接客業をする中で、接客には大きく2つのタイプがあると気が付きました。そして各タイプに向いている商材や意識すべきことがあります。それは……?

» 2013年10月01日 10時40分 公開
[貫洞沙織,Business Media 誠]
誠ブログ

 こんにちは! 走る社長、貫洞(かんどう)です。

 週末、携帯ショップにて接客業に専念している中であることに気が付きました。接客スタイルには大きく分けて2種類あるということです。

 絵画の世界の言葉である「印象派」「写実主義」という言葉が一番ピッタリ来ましたので、造語で「印象接客派」「写実接客派」の2種類にまず分類しました。そして、それぞれの強みと弱みを理解して、より良い接客を導き出していきます。

 では、まず分類です。

A:印象接客派

 商品自体のスペックの説明ではなく、感覚的に「その商品を買った場合に得られる喜びやメリット、持たなかった場合のデメリット」を訴求する接客。

 話し方は基本的に顧客のペースに合わせ、とにかくお互いの心が「共振」するように持っていく。

 声の大きさは緩急自在であり、大きな声とアクションで語ったかと思えば、急に小声になって「ここだけの話なんですけどね」などと顧客を惹き付ける話し方をする。

 顧客との距離は非常に近く、顧客心境としては「買うつもりがなかったのに、なぜかほしくなってしまった」というフワフワ感が残る。顧客の心に販売員の姿や声が残りやすい。

  • ◎一度顧客の心の琴線に振れると面白いように顧客化し、高額商品でも売れるのが強み
  • ×細かい説明を省いてしまうフシがあり、些細な事からクレームになってしまう事がまれにあるのが弱み

B:写実接客派

 商品のスペックや市場における人気の動向を客観的かつ具体的に浮き彫りにしていく接客。コスト説明や他商品との比較説明が丁寧。

 話し方は基本的にいつも同じペースで、声ははっきりと大きめ。常に知識を十分にして接客に臨んでいるので、説明に安定感がある。何度同じ説明をしても同じテンションで説明できるのはプロの仕事である。

 顧客との距離の取り方は「販売員と顧客」の枠を超えないレベルでのフレンドリーさ。顧客心境としては「買いたいものが買えた」という満足感が残る。

  • ◎クレームが少なく、お店としてのリピーターを作ることができるのが強み
  • ×セット商品の販売など、顧客が本来買うつもりのなかった商品を販売する事がニガテなのが弱み。

 あなたはAとBどちらのタイプでしょうか? 接客業以外の人は、AとBどちらの販売員に接客をされると気持ちがいいと感じるでしょうか?

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