朝1時間をうまく使い、資格を取る「3つのメリット」朝1時間勉強法(1/2 ページ)

「資格なんて使えない」という人がいます。しかし経験者である筆者ははっきり語ります。「資格を取ること」には、3つの大きな意味があるのです。

» 2013年09月05日 08時00分 公開
[山本憲明,Business Media 誠]

『朝1時間勉強法』について

 資格試験、TOEIC、公務員試験、大学受験など。本連載では、

 「今年こそはあの資格試験に合格したい!」

 「働きながら勉強したいけど、仕事が大変でなかなかできない」

 「将来が不安だから、今の英語や簿記の勉強でもしておこう」

 という思いや悩みや持つ人のために、朝の時間を有効活用し、合格率10%以下の難関資格に合格してきた著者が生み出した「朝1時間勉強法」を紹介します。

 この記事は2013年7月31日に発売された中経出版の『朝1時間勉強法』(山本憲明著)の文庫版から抜粋、再編集したものです。


 「資格なんて使えない」は本当?

 まず経験者である私がはっきり語りたいと思います。「資格を取ること」には、3つの大きな意味があります。

 何度も言い古された言葉に「資格とは、足の裏に付いた米粒である」というものがあります。「取っても、食えない」というわけです。また、「資格を取っても、それだけでは何にもならないよ」という人もたくさんいます。

 ここで述べておきたいことがあります。あなたが将来に向けて勉強をするとき、資格試験にチャレンジしようとするとき、資格をと取り独立して仕事をしようとするときなどには、いろいろなうわさがまことしやかに流れます。

 「○○の資格は取っても意味がないよ」とか、「サラリーマンからいきなり独立しても、食っていけないよ」などなど、そんなうわさです。

 しかし、気にしないでください。この連載を読み進め、「朝1時間勉強法」を学んでいけば、そうしたうわさにもまったく惑わされなくなります。

 「資格を取ることは人生にとって大きなプラスになる」

 「朝1時間をうまく使えば、必ず試験に合格できる」

 本連載を読めばこれらのことを分かっていただけると思いますので、自信を持って、自分の道を進んでください。

 さて、話を本題に戻しましょう。資格を取ることの意味という話をしていましたね。具体的にいうと資格を取ることには、大きなメリットが3つあります。

能力、知識、習慣が変わる!

 1つ目は、その資格を使って稼いだり、社内で活躍したりと、資格が生活の糧のために大いに使えることです。

 「資格を使って稼いだり……」ということでいうと、私もせんえつながら、資格を取ったために、今食べていくことができています。資格がない状態で独立していたらどうなっていたかは、まったく分かりません。

 「社内で活躍」という意味で私の例をもう1つ挙げると、税理士試験の受験勉強を始めてまだ日が浅く、しかも経理部に異動してすぐの状況で、一部上場企業の経理部において「有価証券報告書」という重要書類の編集を任されたことがあります。

 私の場合、まだ受験勉強を始めたばかりの段階でも「よく知っているだろう」ということで、重要な仕事を任せられたのです(実際はちょっと怪しかったのですが……)。

 つまりサラリーマンでも、社内にいながらにして資格を取れば活躍の余地がとても大きくなります。社内で重宝され、大活躍できる可能性が増えます。英検、TOEICといった語学系の資格や、簿記のような事務系の資格は特に重宝されるでしょう。

 今は不景気で就職もままならぬ時代です。何も資格を取ったからといって会社をすぐ辞めなくても、社内で活躍するスーパーサラリーマンになるのも悪くはありません。資格は、あなたを支える大きな後ろ盾になるはずです。

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