夏季休暇の日程を自由に決められる制度は、楽な一方で苦労もあります。皆がしっかり休める環境を整えるには、まず上司から率先して休みを取る努力をしてみてはどうでしょうか?
やっとセミなどがガンガン鳴くようになってきまして、夏休みの時期ですね。
弊社の場合、全体一斉の夏休みではなく、7〜9月の間のみで使用できる有給休暇を4日間支給して、自分で時期を調整して自由に取ってもらっています。
お盆の時期に田舎の実家に帰りたい人もいるでしょうし、世間一般の夏休み時期を避けて旅行に行ったりしたい人もいますからね。
ただ、この運用が結構むずかしいです。自由とは苦痛を伴うものですね。
お盆休みが決まっている会社では、休みを取るのに何の苦労もないです。しかし「自由に決めていい」と言われると、社長、チームのマネジャーやメンバー、顧客、彼女や彼氏や家族、犬や猫やハムスターなどあらゆるステークホルダーのことを考えないといけなくなります。
いっそのこと「休まないほうが楽」ということになりがちですが、私は9月になってまだ休んでないと「早く休みなよ」と言って急かします。ギリギリになるとさらに調整が難しくなりますが、やはりオフは大事です。
ちゃんと休まないと、体を壊したり、精神を壊したりしますし、一番大事なのはある程度長い時間を取って、日々の業務を離れ、仕事について、ひいては人生についてゆっくり考える時間を取ることだと思います。
「半年間、忙しかったなあ」
でもいいですし
「この仕事、本当に自分に合ってるのかなあ」
でもいいですし
「将来的には海外で仕事したいなあ」
でもいいです。
きちんと一度立ち止まって、自分の立ち位置を再確認することが大事だと思いますね。
それで「やっぱり自分にはここでの仕事が1番合ってる! 今は取りあえずビーチで焼きイカ食う!」と思ってくれれば、経営者としてはこんなにうれしいことはないです。
ということで、私はちゃんと休みは取ってもらう派なのですが、「休め、休め」と言ってもなかなか難しいのも分かります。
その1番の原因は、社長やマネジャーがちゃんと休まないことです。
上がちゃんと休む。そして、休み方を教えてあげる。それができないと、部下は休みにくいですし、強引に休むとお客さんからクレームが来てしまいます。なので、私は特にマネジャーにこそ、うまく休むように言っています。
あ、うそをつきました。
彼らはよく休み、特に長期休暇を取るのがとてもうまいので「うまいよなー」と感心してるだけでした。
そんな彼らのテクニックを5つほど紹介します。