マーケ担当者が「いいね!」欲しさにやってしまう過ちマーケターの失敗録

企業のマーケティング担当者がSNSを使う理由は、ずばり露出拡大です。SNSで痛い目にあわないよう、そして自分への戒めのため、見ておくべき格言があります。

» 2013年08月14日 13時51分 公開
[瀬戸和信,Business Media 誠]
誠ブログ

 経営者を含む企業のマーケティング担当者の皆さん、あなたや私がソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用する理由の89%は、露出拡大です。

 だから、つい「いいね!」欲しさに自分勝手なお願いをしてしまいます。

 いつでも基本に立ち返れるように、そして自分への戒めのために、この記事(How to get more likes on Facebook)を紹介したいと思います。

あなたの発言はこんな風に聞こえている

 マーケティング担当者が「いいね!」欲しさにやってしまう過ち。まずこれをやってはいけません。

 なぜならこんなふうに聞こえるから。

 あなたは現実世界でこんな会話しませんよね?

 ソーシャルメディアの世界でもしてはいけません。自分の話をしたい気持ちはぐっとこらえ、顧客需要に関連した会話をする必要があります。

 約50年前、マーケティング界で有名な米国のセオドア・レビット(Theodore Levitt)博士が、サービスなどの販売よりも顧客需要を考えることによってマーケティングが成功する方法を説きました。あの有名なドリルの格言です。レビット博士を知らない人は「レビット博士が提唱したマーケティングで最も重要な格言とは」を参照してみてください。

 ソーシャルメディアマーケティング、インバウンドマーケティング、コンテンツマーケティング、マーケティングオートメーション――。呼び方はさまざまありますが、結局マーケティング担当者の仕事の基本は今も昔も変わりません。

 自分が創作したコンテンツが影響をもたらすのは誰かを知る。全てはここから始まり、その誰かを友達のように知り尽くす。その誰かの需要を表現するコンテンツが大事であって、コンテンツを配置するチャネルは後から。組織が大きいとこれが逆流しがちになる場合もそうです。

 自分はなぜこの人をフォローするんだろう? そう考えたとき、きっと相手は自分が好むコンテンツを発信するはずと思うからです。

 マーケティングで迷ったら、50年前のレビット博士ドリル格言を思い出しましょう。

※この記事は、誠ブログマーケターの失敗録(T_T):マーケターが "いいね" 欲しさにやってしまう過ち - 50年前のレビット博士ドリル格言を思い出せより転載、編集しています。

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