Google Mapsに続いて、iOS版のChromeもアップデートされた。iPadでの全画面表示やリンクを自動的に他のGoogleアプリで開く機能などが追加された。
米Googleは7月17日(現地時間)、米AppleのiOS向けモバイルブラウザChromeをバージョン28(28.0.1500.12)にアップデートしたと発表した。
ChromeにGoogleアカウントでログインすると、同じアカウントで利用するGoogle Maps、Google Drive、Google+、Google Drive、YouTubeと連係させることができるようになった。
[設定](右上の「三」アイコンをタップして表示)→[Google Apps]で各サービスとの連係を「オン」にしておくと、リンク先を自動的に関連アプリで開くようになる。
設定しておかなくても、例えば、「フレンチレストラン」を検索すると(位置情報を有効にしていると)、ユーザーの近所のフレンチレストラン一覧が検索結果に表示され、ここで「経路案内」などをタップすると情報をChrome内でなくGoogle Mapsで開くかどうか確認するダイアログが表示される。
連係するGoogleサービスは今後増やしていくという。
アドレスバーをタップすると、音声検索のアイコンが表示される。また、検索結果が音声で読み上げられるようになった。例えば「スターバックス」と口頭で検索キーワードを入力でき、検索結果の表示と同時に「スターバックスを検索しました」などと音声で答える。
音声での回答はデフォルトでオンになっているが、[設定]→[音声検索]でオフにできる。
Android版Chromeの直近のアップデートと同様に、タブレットの大画面でもページの全画面表示が可能になった。ページを下にスクロールするとページのタブの部分が隠れ、全画面表示できる。
「三」メニューに「履歴」が追加された。これはAndroid版には今のところない機能だ(Android版では矢印で1つずつ過去にさかのぼれる)。
また、Android版と同様に、ページ読み込みを高速化するデータ圧縮機能に向こう数日中に対応するという。これは、データをGoogleのデータ圧縮用サーバを経由させることで転送量を圧縮する仕組み。同社のレンダリング高速化技術「SPDY」を採用したサーバを経由させることで、Googleの社内テストでは回線のデータ消費を50%削減できたとしている。
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