好きなことを最初にやるのも嫌いなことを最初にやるのも、どちらも一長一短。では、どちらを先に行うのが効率的なのでしょうか?
「嫌なことを先延ばしにするな」とか「嫌いな仕事から手を付けなさい」というような話をよく聞きます。しかし、超多忙なライター兼プロデューサー、ディレクターのJoss Whedonさんは、まったく逆のことを言っています。
いわく「その日1番やりたいことから手を付けなさい」。その理由とは?
Whedonさんは次のように述べています。
この意見に反対な人もいると思います。ただ、これは私自身の経験からの話なのです。
例えば、楽しくて、すばらしくて、キラキラしたシーンをたくさん書いてしまった後では、退屈な単純作業をしなければならなくなります。そこで、つまらない作業が終わってから、その後で大好きなシーンを書くようにしていました。しかし、最後まで書き終えてから、それは意味のないことだと気が付いたのです。
あるシーンを書きたいと思ったなら、その気持ちに従うべきです。もちろん、書かなければならないことが他にもたくさんあることは分かっています。しかし私は、楽しいことを最初にやっておけば、嫌なことをやらなければならなくなった時に、これは長いトンネルの最後に差し掛かっていて、終わりに近づいているということが分かりやすくなると思いました。
好きなことを最初にやるのも嫌いなことを最初にやるのも、どちらも一長一短です。
考えるだけでもストレスになるような仕事がある場合は、嫌なことを先に済ませてしまったほうがいいかもしれません。やりたくないことを最後まで残しておけば、最終的にそれをやらなければならなくなった時に、できるだけ早くやっつけてやろうと思うかもしれません(締め切りがある場合は、特にそうかもしれません)。
自分の性格や状況に合わせて、選んでみてもいいのかもしれません。「美味しいものは最初に食べる」派、「美味しいものは最後までとっておく」派。読者の皆さんは、どっちですか?
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