豆腐のパッケージに入ったメモ用付箋、旅館の朝食についてくる海苔そっくりの付箋、原寸大原稿用紙を再現したタオル――。ISOTでこんなオモシロ文具が展示されていた。
豆腐に焼き海苔、海苔巻き、台所用スポンジ――。ISOT(国際文具・紙製品展)のジオブースは、まるで食料品店の店頭のようだが、これらの製品は全て文具だ。
豆腐のパッケージに入ったメモ帳は、絹ごしと木綿を用意。紙の表面は絹ごしをつるつるに、木綿をざらざらにするなど芸が細かい。海苔そっくりの付箋も、海苔工場の協力を得て作っているだけあって、袋を開けるまで気がつかないくらいのリアルさだ。
海苔巻きのようなタオルは、「もらった時はうれしいが、そのあとは気恥ずかしくて実際に使えない」という、ジョークグッズにありがちな欠点を解消すべく開発した製品。巻くと海苔巻きのように、開くとカラフルなタオルになるようデザインしている。
顔の付いた付箋は、表情を書き込むことができるのがポイント。お願いしたり謝ったりするときに、テキストでは伝えきれない気持ちも一緒に伝えることができる。
同社の文具の面白さは、会話の糸口になるようなアイデアを取り入れながらも、実用面で役立つものに仕上がっているところ。同社の井澤正氏によれば、コミュニケーションツールとして買っていく人が多く、飲み会や社内イベントの景品などでも好評だという。
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