メンタルヘルスの不安を抱いた経験がある人は9割――うつになるほど悩みを抱える前に、職場の中に話せる環境はありますか? 自分を無理に追い込んでしまう前に、自分自身とうまく対話することで、自己防衛ができるといいですね。
私が理事長を務めている特定非営利活動法人しごとのみらいでは、2011年に「仕事のやる気とメンタルヘルス実態調査」というアンケート調査を行いました。このアンケートの結果で、労働者が抱えているさまざまな実態が見てとれました。
「目標」「給与」は、仕事のやりがい、やる気に与える影響は少ない
職場の「将来性」「人間関係」に多くの人が悩んでいる
上司には相談できず、選ぶのは「友人」「同僚」「誰にも相談しない」という実態
職場で起こっているさまざまな問題を取り上げながら、メンタルを整えて「自分にとって働きやすい職場」を作っていくヒントを記したのが、『イラッとしたときのあたまとこころの整理術―仕事に負けない自分の作り方』(竹内義晴 著)です。本連載では、同著の一部を加筆・修正し、掲載しています。
現在、メンタルヘルスの不安を抱えている人がいる職場は8割――このアンケート結果から見えてくるのは、多くの人が職場の人間関係で悩んでいて、それを気軽に相談できる人がいない。その結果、メンタルヘルスに不安を抱えている様子です。この結果からも、労働者に起こっているさまざまな課題の背景には「職場のコミュニケーション」があると言えます。
詳しい調査リポートと調査結果に基づいた「職場のコミュニケーション改善法」を記した小冊子は以下からダウンロードできます。よろしければご覧ください。
http://shigotonomirai.com/release/1937/
http://shigotonomirai.com/book/2055/
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