商談や打ち合わせの時、多くの人はいきなり本題に入らないようにしているのでは。ただ初対面やさほど親しくない関係の場合、話の糸口が見つからずに苦労することがある。そんな時にオススメする、3つの質問を紹介しよう。
職場のコミュニケーションに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。「上司にこんなことを言ったら怒られるかもしれない」「部下には気をつかってしまうし」――。
本コラムでは、職場で役立つコミュニケーション術をご紹介します。具体例を挙げながら「なるほど! こういうやり方があるのか」「これなら自分でもできるかもしれない」と感じてもらえるよう、筆者が見聞きした出来事をちりばめています。
明日から……ではなく、いますぐに試すことができる「コミュニケーションのヒント」をご紹介しましょう。
商談や打ち合わせの時、多くの人はいきなり本題に入らないように気をつけているだろう。まずは、アイスブレーク。互いの緊張を解きほぐすためにちょっとした雑談をするところから始める人がいる。
慣れた相手であれば、すぐに話題が見つかるのだが、初対面やさほど親しくない関係の場合、話の糸口が見つからずに苦労することがある。誰とでもすぐに打ち解けて、10年来の友だちのように会話を弾ませられるというキャラの人もいるが、会話が続かず、双方で押し黙ってしまい、頭の中で「どうしよう? どうしよう?」と焦ることもあるのではないだろうか。
そんな時便利なのは「天気」の話題だ。
「天候が不順ですねえ」
「今日は暑いですね」
「今は晴れていますが、夕方から雨だそうですね」
など。「お天気」であれば、どちらも乗りやすく、しばらくは会話のキャッチボールが続く。
「相手のオフィス」に関する話題もいい。
「便利な場所にオフィスがあるのですね」
「地下鉄の出口と直結なのですね」
「眺めのいいオフィスですね」
「受付のお花が立派ですね」
何か目に留まったことを口に出せば、それなりに会話は弾む。
私もある企業で「廊下にステキな絵がかかっていますね」と言ったところ「ええ、あの絵は、社長の作品なんですよ。絵が趣味なのものですから」と教えていただいたことがある。そういうつもりでは見ていなかったので、辞去する際、再度その絵をじっくり拝見し、「あ、社長のサイン、入っていますね」などと話すことができた。
とにかく、相手側の何かを話題にするのは、相手にとってノリやすい場合が多いから、使わない手はない。
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