本連載では6つの名刺管理アプリを紹介した。そこで、各アプリがどんな機能に対応しているのかを横並びで比較してみた。
本連載『スマホで始める名刺管理』では、「CamCard」「スマート名刺管理」「Eight」「Cardful」「Evernote Hello」「すごい名刺管理」の計6本のアプリを紹介してきた。
名刺管理とひとことで言ってもその特長はさまざまで、アプリによって向いているユーザーが異なる。今回はこれらのアプリを名刺管理をするうえで欠かせない機能で比較してみた。自分に合ったアプリがどれなのかを見つける参考にしてほしい。
あまりに面倒で、なかなか長続きしないのが名刺管理。でも、手間をかけずに正確な名刺データが手に入るとしたら? 新年度を前に、4種のサービスについて“どれだけラクできるか”を試してみた。
名刺管理アプリはどれが使いやすい? 2014年の最新バージョンで人気アプリを比較します。
名刺管理アプリのトレンドの1つである“人力OCR”は、オペレーターが名刺の画像を見て文字を入力するので、通常のOCR機能を搭載した名刺管理アプリよりもデータの認識精度が高いのが魅力だ。
今回取り上げたアプリの中では「Eight」と「すごい名刺管理」が人力OCRに対応しているが、いずれも情報の認識率は100%だった。しかし筆者が試したところ、前者が1日当たり5〜10枚の名刺が翌営業日中に、後者が1週間以上かかるなど、人の手を借りるために枚数と時間についての制限が生まれてしまう。
それに対して人力を必要としないアプリの場合は、名刺を撮影したその場でデータ化できるのが魅力。ただし、端末側のカメラの性能(画素数など)も認識を左右する一因となるため、ある程度のデータ化はできても最終的なチェックが必要となる。中でも、有料アプリの「CamCard」は認識精度が高い印象を受けた。比較的高額なアプリではあるものの、購入の価値はあるだろう。
名刺をデータ化する際、そのデータをどの端末で利用するかはユーザーにより異なるだろう。電話をかけたり、地図で会社の場所を調べたりするのならスマートフォンだけで管理できれば問題ないが、長文のメールを作成したい場合などはPCとの連携も欠かせない。
スマートフォン、PCの両方からデータを編集したいユーザーには「Eight」もしくは「Cardful」がオススメ。前者の場合はWebブラウザから専用サイトにアクセスする仕様なので、PCからも情報を確認しやすい。また、後者はEvernoteに名刺データを保存するアプリだが、「Evernote Hello」がEvernoteへのアップロード専用なのに対し、「Cardful」ならEvernote上でデータ編集もできる。
また「スマート名刺管理」の場合は、パッケージを購入すればWindows XP/Vista/7に名刺管理ソフトをインストールできる。このソフトからは名刺の編集も可能。Macには対応していないので注意しよう。
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