人気の理由に大納得! 定番名刺管理アプリ「CamCard」の良さを再発見スマホで始める名刺管理

ビジネスパーソンにとっての名刺管理術は永遠のテーマ。もらった名刺をスマートフォンの連絡先に登録する際に不便さを感じているユーザーにイチオシのアプリを紹介しよう。

» 2013年04月23日 12時45分 公開
[今西絢美,Business Media 誠]
「CamCard Free」

 スマートフォンの登場により、名刺をデジタルデータとして管理することへのハードルは随分低くなった。その中でも、名刺管理アプリの黎明期から人気を集める「CamCard」は、名刺を撮影するだけで文字データを自動で読み取り、それらのデータをスマートフォンの電話帳に登録できる超定番アプリだ。

 無料版の「CamCard Free」(App Store)と「CamCard Lite」(Google Play)では、ユーザー登録をすれば100枚まで名刺データの保存が可能。また、毎週3枚、最大1600枚まで拡充可能だ。ユーザー登録をしない場合でも50枚の保存に加え、毎週2枚ずつ追加できる。ただし、有料版にはそういった制限がないので、最初からヘビーユースしようともくろんでいるユーザーは有料版の購入をおすすめしたい。

文字の認識精度の高さと分かりやすい操作性が魅力

 アプリを起動すると、ユーザー登録を求められる。ユーザー登録することで、クラウド上でのデータ同期やバックアップ機能を利用できるので、問題がなければ最初に登録を済ませよう。


ユーザー登録が完了すると、名刺登録画面に移る。ここでまず自分の名刺を登録してもいいし、もらった名刺を順に登録していってもいい

 次に「写真を撮る」をタップし、データ化したい名刺を撮影する。これだけで、氏名、会社名、住所、電話番号、メールアドレスなどのデータを自動でテキストデータとして抽出してくれる。修正が必要な個所は編集画面でタップして選択し、撮影した名刺のトリミングデータを見ながら修正できる。しかし、複雑なデザインの名刺でない限りはスムーズに読み取ってくれそうだ。


名刺にもともと記載されている氏名や会社名、住所、電話番号を自動で抽出してくれる。プライベート用など、少し変わった情報(Twitterアカウントやブログ名、URL)を記載している場合は自動抽出しない場合もあるので、その際は後から手入力で修正するといいだろう

 さらに、誕生日や出会った日付、SNSアカウント、メモなどの情報も追加可能。名刺の画像だけでなく、顔写真をデータとひも付けることもできる。

 アプリ全体の操作方法も分かりやすく、初めて使う際は、画面上にチュートリアルが表示される。画面の表示に沿ってタップするだけで、誰でも簡単に使いこなせるだろう。

 また、アプリ内では名刺データをグループ化して管理できるうえに、グループのメンバー全員にSMSやメールを送信するなどの操作に対応する。さらに、デジタルデータである強みを生かし、CamCardアプリからダイレクトに音声発信やメールの送信といった、連絡を取る際に用いる機能を素早く起動できる。外回りが多いビジネスパーソンなら、地図をダイレクトに立ち上げられる点を評価したくなるはずだ。



 スマートフォンの電話帳と名刺を気軽にひも付けられるので、名刺管理をこれから始めようというユーザーには最適のアプリといえるだろう。

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