PDFでうまく選択できない「残り1文字」を範囲選択したい場合はビジネスの悩みを解決するPDFドリル

PDF上でテキストをコピペしようとマウスで範囲選択した際、最後の一文字がどうしても選択できない場合がある。こうした場合はキーボードの[Shift]+[→]キーを使えば、きちんと選択できる。

» 2013年04月08日 10時00分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
例えばこのように、末尾の1文字だけがマウスではうまく範囲選択できなかったとする
[Shift]+[→]キーを押せば、これまでマウスではうまく範囲選択できなかった文字列がきちんと選択できる。画面上は選択範囲が薄い色と濃い色とで区別して表示される
キーを離すと色が変わり、すべて選択された状態になる。同じ要領で、矢印の向きを逆方向にすれば、選択範囲を狭めることも可能だ

 PDF上でテキストをコピー&ペーストしようとマウスで範囲選択をすると、最後の一文字がどうしても選択できない、あるいは最後の一文字を選択しようとすると別の行やブロックまで丸ごと選択してしまった、といったことがある。複雑なレイアウトを含む元データから変換したPDFでは、この現象が比較的よく発生する。

 この場合、仕方がないのでコピペしたあとに残り1文字だけは手入力したり、あるいは1文字だけ個別にコピペすることになるわけだが、スムーズに作業を進める観点からはかなりストレスだ。一度だけならまだしも、連続して行うとなるとかなりの負担になる。

 こうした場合、キーボードのShiftキーを使えば、選択範囲を簡単に拡張できる。例えば段落を丸ごと範囲選択して最後の1文字だけがうまく選択できない場合、文末の方向に向かって[Shift]+[→]キーを押す。するとこれまでマウスではうまく範囲選択できなかった文字列が、きちんと選択できるのだ。

 キーを繰り返し押せば、1文字にとどまらず必要な文字数だけ選択範囲を拡張できる。また選択範囲も狭められるので、細かい範囲を適切に選択したい場合にぴったりだ。PDFからのテキストのコピペを多用する人は、知っておくと必ず役に立つ技だ。


連載「ビジネスの悩みを解決するPDFドリル」とは

 ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。


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