4月1日から現在の東京に加えて、大阪、名古屋、仙台、広島の4都市に新オフィスを構えて営業を開始する。
KDDIは3月18日、中小企業向け支援サービス「KDDI まとめてオフィス」の全国展開を発表した。大阪、名古屋、仙台、広島の4都市に新オフィスを構え、4月1日に営業を開始する。
KDDI まとめてオフィスは、KDDIが2011年に開始したサービスで、グループ会社のKDDIまとめてオフィス株式会社が運営している。100人以下の企業を対象とし、起業からその後の経営に至るまで、ビジネスに必要なノウハウからIT基盤の構築などを一環してサポートする点が特徴だ。
単体で業務システムを導入していくよりも、まとめて支援してもらうことで本来の業務量をアップできるなどのメリットがあるという。例えば最近では、複合機を導入すると同時にオンラインストレージとスマートフォン、タブレットを組み合わせたソリューション提案をしている。社内でスキャンしておいたデータを社外から閲覧できるので、すき間時間を使って業務効率の改善を図れるという試みだ。
今回発表した新拠点は、関西、中部、東日本、西日本の4エリア。これまでのメイン顧客だった関東圏の企業に加えて、全国の中小企業のビジネス拡大を支援していく。コーポレートスローガンは現状の「あなたの会社のIT担当になります」から「ITサービスの提供を通じて、全国の中小企業のビジネス拡大を支援」に変更する方針だ。
この施策によりKDDIでは、2015年までにKDDI まとめてオフィス株式会社の社員数を現状の約230人から2000人に拡大。売り上げ規模は同サービス単体で500億円、本業の電気通信分野も合わせてトータルで3000億円とする目標だ。
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