PDFの不要なエリアを印刷したくない場合はビジネスの悩みを解決するPDFドリル

PDFの印刷時、不要なエリアを省き、必要なエリアだけを印刷したいのであれば、トリミング機能を活用すると便利だ。

» 2013年03月11日 10時00分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

 「PDFを印刷したいが、不要なエリアまでは印刷したくない」場合がある。例えば印刷用のトンボがついているPDFデータはその典型例だろう。単純にトンボの部分を見せたくない場合に限らず、トンボがあるせいで印刷時に本文エリアが縮小してしまうのも困りものだ。

 こうした場合、トリミング機能でPDFの不要なエリアをカットし、必要なエリアだけを印刷するようにすればよい。


  印刷用のトンボデータがついたPDF(画像=左)。相手に見せたいのは印刷面だけなので、このままでは少々かっこ悪い。トリミング機能を使って、必要な範囲だけを指定する(画像=右)

 手順は簡単で、「Adobe Acrobat XI」などのPDF編集ソフトで「表示」→「ツール」→「ページ」を選択し、「トリミング」をクリックして必要な範囲をドラッグして選択する。トンボ付きのデータであれば、トンボの内側の領域だけを範囲選択するというわけだ。

トリミング機能を使って、必要な範囲だけを指定する

 このトリミングは印刷の時だけでなく、相手に資料を送る際、見せたくないエリアを非表示にする用途にも使える。実際にはデータとしては残ってしまっているので、トリミング機能のプレビューで見ると非表示エリアも見えてしまうのだが、本題の部分に注目してもらうといったカジュアルな用途であればなんら問題ない。印刷時の用紙の無駄遣いを防ぐ用途にも活用したい技だ。


  トリミング完了(画像=左)。必要な範囲だけが表示された。ページの中から必要な個所だけを指定して印刷もできる(画像=右)

連載「ビジネスの悩みを解決するPDFドリル」とは

 ビジネスの各シーンで利用するPDFファイル。このドリルを練習して、PDFを上手に活用できれば業務効率が向上し、コストの削減ができるはず! さらに、ビジネスのいろいろな問題も解決できるかもしれませんよ。


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