1月に立てた目標を達成する人、しない人3日坊主になっていませんか?

あなたは1月に立てた今年の目標を覚えていますか? 目標は、毎日意識しなければ意味がありません。

» 2013年02月04日 16時20分 公開
[吉田憲吾,Business Media 誠]
誠ブログ

 あなたは恐らく2013年1月に何か今年の目標や計画を立てたことだろう。営業マンであれば今年のノルマを与えられて、それに向けてどのようなことをするか、ノルマを達成するためには何をすればよいか、いろいろ頭をひねって考えたと思う。部署によってはそれを皆の前で発表して、コミットメントさせるプロセスを踏んだかもしれない。数字に厳しい営業部は特にそのようなことをやることが多い。

 今ごろはそのときにコミットメントした内容をコツコツ実行に移していることだろう。せっかく一生懸命考えたのだからそれを実行に移さなければ全く意味がない。小学生じゃあるまいし3日坊主なんて事はビジネスパーソンにとってはありえない話である。

 と、書いてみたが、恐らく多くの人はこれを読んで「ドキッ!」としているのではないだろうか。1月に立てた目標や計画を実行しているかどうかを聞かれたときに、「はい、実行しています。1月の行動を見てください!」と自信を持っていえる人はどれだけいるだろうか。

 私の想定では恐らく半分ぐらいもいないと思う。計画を立てた直後はそれを実行に移していたが、だんだんとそれがあいまいになっていき、1カ月たった現在は「……。」という人が大半なのではないだろうか。

 中には「1月に立てた計画は何だっただろうか?」と計画すら忘れてしまった人もいると思う。もしかしたら計画だけではなく、そもそもの目標やノルマさえ忘れている人もいるかもしれない。日々の生活が忙しくなってくるとゴールすら忘れてしまう。これは笑い事ではなく意外と多くの人が陥っているわなである。

 ではそれで本当に目標を達成できるだろうか。1月に一生懸命立てた計画を忘れてただただ忙しい毎日を送っているだけで、果たしてノルマ達成できるだろうか。もちろん答えは否である。ノルマや目標、そして計画を意識しない営業マンが結果を出せることはありえない。もちろん運が良くて短期的に結果が出ることもあるかもしれないが、長期的に見ればまずない。

目標を達成する人の習慣

 ノルマや目標を達成する人は、常にその内容が頭に入っている。というよりも、意識的にノルマや目標を頭の中に浮かべようとしている。その方法はいろいろある。部屋に目標を飾る人、手帳に書いておき毎日眺める人、トイレで呪文のように唱える人――。共通しているのは意識的にノルマや目標を思い浮かべる頻度を多くしていることである。

 逆に言うと目標を達成できない人はその目標が頭に浮かぶ頻度が少ない。先ほどの例で言えば、1月に立てた目標が頭に浮かぶのは目標を立てた直後のみであり、その後は全く頭に浮かばない。そんな営業マンが目標を達成できるはずがない。

 本当にノルマや目標を達成したいのであれば、その内容を意識的に頭の中に浮かべる必要がある。それも毎月というレベルではなく毎週、毎日である。私の場合は目標を手帳に書いており、その内容を毎朝通勤時間に読むようにしている。これは営業的なノルマ、目標だけではない。家族やプライベートにおける目標も同様である。そうすることで1月に立てた目標とどれだけギャップがあるのかを常に意識できる。

 もちろんその中でも達成できていない部分もある。しかし達成できているかいないかを全く意識していない人よりかはマシだろう。もしもその目標がそもそも達成不可能なのであれば、それは目標を変えるべきだからである。目標を意識していない人はそれすら気が付かない。

 もしこの内容を読んで「ドキッ!」とした人はもう一度1月に立てた目標を見直してみて欲しい。そしてそれを常に持ち歩き、毎日読むようにして欲しい。それだけで毎日その内容が頭に浮かぶようになる。結果が出るのはそれからである。

※この記事は、誠ブログ「営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ:あなたは1月に立てた今年の目標を覚えているか?-目標は毎日意識しなければ意味がない」より転載、編集しています。

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