ポラロイドの小型プリンタ「GL10」で称賛の嵐を受けた同窓会の思い出これでiPhone対応なら文句なし(1/2 ページ)

同窓会当日に取った写真を、その場でささっとプリントできる方法はないだろうか? そんなとき、写真を無線でプリントできる、製品開発当初にレディー・ガガも参加したという小さいプリンタがあったことを思い出した。

» 2013年01月25日 09時30分 公開
[Y.Kato,Business Media 誠]

 中学のクラス会で、久々に昔の友人たちと集まることになった。日程がギリギリに決まり、参加者集めも一苦労。私も、少し幹事の手伝いをすることにした。聞くと、20年ぶりに会う人も参加予定で、しかも中学2〜3年の時のクラス担任も来るという。

 同窓会の準備についてWebで調べると、「同窓会に来てくれた先生には何か記念品を」と書いてある。品物はお花や万年筆など。集合写真を撮った後に渡すと、喜ばれる(!?)とのこと。

 「集合写真をその場で現像して色紙に貼り、帰りまでに渡せたらいいんじゃないだろうか」とも思った。が、しかし! 同窓会の会場は、くしくも海の上の屋形船。近くに写真屋はないし、駅前のコンビニなどプリントができる機械を置いている場所はないだろうか……。調べると、どうやら屋形船の乗り場から車で数分最寄り駅まで行かないと無理のようだ。うーん。

レディー・ガガもプロジェクトに参加した小さいプリンタ

 そんなとき、前にUstreamの番組か何かで紹介していた、スマートフォンで撮った写真を無線でプリントできる、レディー・ガガが開発当初にプロジェクトに参加した小さいプリンタがあったことを思い出した。確か素人でも簡単にスマートフォンから写真が印刷できると言っていたし、それなら屋形船でもプリントができそうだ!

 そして早速……入手! じゃじゃーん。ポラロイドのインスタントモバイルプリンタ「GL10」!

 レディー・ガガがデザインしただけあり、ものすごいスタイリッシュ。ポラロイド、やるなあ。電源ボタンもプリントボタンもオシャレ〜。

 本体400グラムで、これなら非力な女性でも持ち運びOK。携帯電話、デジカメ、もちろんPCからも無線プリントができる。インク不要(※)で、印刷可能枚数はフル充電状態で40枚なので、数枚プリントできればいい今回の同窓会では十分だ。フォトペーパーも10枚最初に付いてくる。補充用のフォトペーパーはヨドバシカメラでは30枚で1980円で売っていた。割高だが、インクレスだからそこは良しとしよう。ちなみにGL10本体の価格はAmazon.co.jpで1万3453円だった(2013年1月現在)。

(※)ZINKが開発した独自技術「Zero Ink」によりインク不要でプリントができる



Bluetoothでプリンタに送信してみた

 GL10本体を入手したことに安心し、試しプリントせずに大事に保管していた。このことが後に問題になるのだが、手に入れたときはそうとは知らずに……。

 さて、同窓会前日になってやっと重い腰をあげ、試しにプリントしようと取り掛かった。複雑な接続も必要なく、付属の充電コードで充電し、フォトペーパーがセットしてあるかを確認すれば、準備完了。Bluetoothでプリンタに送信してみた。

 ここで説明書の他に入っていた小さいカードを見ると、「GL10とペアリングし、Bluetoothパスコード6000を入力してください」とある。え? ペアリング? なんやそれ。

 知らないことはすぐGoogleさんに聞きます。「Bluetoothは無線で通信するが、無関係の機器と通信をしたりしないよう、セキュリティ維持のために互いを認証する作業を要し、これをペアリングと呼んでいる。一度ペアリングが済むと必要情報が互いの機器に保存され、以降はペアリングは不要である」

 ふむふむ、なるほど。iPhoneの設定でBluetoothをONにし、デバイス検索を待つ。ん? すると、検出せず。GL10の説明書をいったん読んでみると「ケータイの設定からBluetoothをONにしデバイス検出したら、パスコード6000を入力せよ」とある。

 手順は間違ってないようだ。落ち着けー自分、もう1回プリンタにiPhoneを接続して、デバイス検索をかける。しかし待てど暮らせど検出されない。あれー? もしや設定とかしないでアルバムからダイレクトにプリントかけちゃえばいいのかしら?

 iPhoneアルバムから取りあえずの写真を開けてメニューからプリント、プリンタを検出中のまままたもや待てど暮らせど……ヤバイ、これってもしかして!? 嫌な予感――。

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