iPadを持って劇的に変わった私のスケジュール管理法超iPadバカ(1/2 ページ)

ベストセラー『iPadバカ』の筆者、美崎栄一郎さんの新刊『超iPadバカ』から、ビジネスに活用できる項目を抜粋。今回はスケジュール管理について、オススメアプリなどを紹介します。

» 2013年01月24日 10時00分 公開
[美崎栄一郎,Business Media 誠]

集中連載「超iPadバカ」について

 本連載は2012年12月13日に発売した『超iPadバカ 2000種類のアプリをためした男のすごい活用術』(アスコム刊)から一部抜粋しています。

 『iPadバカ』『iPhoneバカ』『Facebookバカ』でシリーズ10万部突破の著者・美崎栄一郎さんが、多くのiPadユーザーの期待にこたえて書いた1冊。

 2000以上のアプリを試した男だからこそ書けるお薦めアプリからノウハウまで一挙に公開。読書術、時間管理、情報収集など、iPadをとことん活用して仕事とプライベートを飛躍させます。

 iPadを買うか、買うまいか、悩んでいる人にもオススメです。


 iPadの誕生は、デジタルツールによるスケジュール管理を初めて実質的に可能にした画期的な出来事でした。

 スケジュール管理は、スケジュールをいつでもどこでも見られることが基本です。カレンダーなどのクラウドサービスだけがあっても、自宅や会社のPCからしかアクセスできないのであれば、登録したスケジュールを活用するには至らなかったからです。

iPadならいつでもどこでもスケジュールを見られる

 それが持ち運びできるiPadであれば、いつでもどこにいてもクラウドのカレンダーサービスにアクセスして予定を確認できます。もちろん、iPhoneでも見られますが、画面が小さ過ぎました。iPadは紙の手帳のような手頃な大きさとレイアウトでスケジュールを把握できますし、持ち運びも自在です。

 スケジュール管理の原則は1つの予定表に統一すること。紙の手帳の場合は、この原則に従うと1冊の手帳に集約することになります。もし月間や週間のどちらの予定も書き込める手帳であれば、どちらかを主にして記録する場所を統一しておかなければダブルブッキングの危険があります。何冊も持ち歩くのであれば、予定を転記する必要があります。

デジタル手帳は何冊持ってもいい

 ところが、iPadというデジタルツールになって、紙の時代のスケジュール管理のやり方が根本的に変わりました。デジタル手帳は何冊持ってもいいのです。今、この本の執筆用にiPadが2台とiPad mini、そしてiPhoneが転がっていますが、同じスケジュールを同期して表示しています。原稿を書いているPCにも表示しています。すべて同じ予定ですが、紙の手帳で面倒だった転記作業がまったく必要ありません。

 ただし、1つのクラウドサービスにデータを集約することが必須です。私の場合は、Googleカレンダーに統一しています。閲覧用のカレンダーアプリは、紙の手帳を選ぶように好みで選ぶといいでしょう。

 デジタルデータの面白いところは、データを書き写すのが簡単なこと。紙の手帳のときは「商談@A社」のように要点だけを短くメモしていましたが、打ち合わせ内容の要旨もデジタルだとメールや添付文書でやってきますから、予定の中にドラッグアンドドロップして書き込んでおけます。

 交通機関や宿泊の予約も簡単に登録できるようになってきました。スケジュール管理の分野は、これからさらに進化していくでしょう。ここではその一端を紹介します。

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