40代になると生き方が3種類に分かれてきます。希望と夢をもって生きるのか、はたまた退屈を感じながら生きるのか、あるいは絶望とともに生きるのか。いずれにしても40代はもう一度、本当に自分が望んで生きるコースを選択するタイミングでもあります。この3つの中から、あなたはどれを選びますか?
この連載は書籍『40代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)から抜粋、再編集したものです。
40代の可能性は、20代に比べると確かに狭まっているかもしれません。しかし、60代の人からは、40代の可能性は無限に見えます。本人さえ制限的な考え方をしなければ、40代からでも自由な人生をつくりあげることができます。もう40代、でもまだ40代。あなたさえあきらめなければ、どんなことでもたいていは実現可能なのです。
ベストセラー作家の本田健が「40代にやっておけばよかった」と思うことを、40代より上のあらゆる世代の人にインタビュー。この10年でしておくべき17のことを、40代前半の筆者が自身の経験も交えながら紹介します。
神戸生まれ。経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」。独自の経営アドバイスで、今までに多くのベンチャービジネスの成功者を育ててきた。
『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)をはじめとする著書はすべてベストセラーで、これまでに70作品以上を出版し、累計部数は500万部を突破。現在は、執筆活動、講演会やセミナー、ポッドキャスト、各業界のトップランナーとの対談した内容をまとめたオーディオ教材など、さまざまなメディアから、「人生を幸せに豊かに生きる知恵」を伝えている。
本田健の公式Webサイト「幸せな小金持ちになるホームページ」、各業界のトップランナーと対談「アイウエオーディオ倶楽部」
40代になってくると、これからは、
の3種類に分かれていきます。その3種類の生き方は具体的にはどう違うのでしょうか。
「希望と夢をもって生きる人」は、自分の夢はいずれ実現すると思っています。彼らは、自分がやることはきっとうまくいくだろうと考えています。
「退屈を感じながら生きる人」は、安全な領域から出ようとしない人です。
「絶望とともに生きる人」というのは、過去のいろんな体験のせいでどうせこれからもうまくいかないだろうと考えています。また、世の中に対して悲観的にとらえがちです。彼らはそこにはまりたくてはまったわけではなくて、気がついたらそうなっていたのだと思います。誰も好きこのんで、うつ病になったりはしません。一生懸命生きていたのに真面目さがたたって、気がついたら自分の心が暗い雲に覆われてしまったりするのです。
そういう人は自分の心がなぜ疲れてしまったのか、原因を探っていく必要があります。そして、自分を癒したあとに新しい方向性を見つけてください。いずれにしても40代はこの3つの中からもう一度、本当に自分が望むコースを選択するタイミングなのです。この3種類の生き方から、あなたはどれを選ぶのでしょうか。
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