類似のキーワードをまとめてグループを作ろう! 「図解式勉強法」基本テクすべての勉強は図でうまくいく(1/2 ページ)

今回は「類似のものを囲んでまとめる」方法を説明します。意味のかたまりをつくるこの方法は、ヌケ・モレを防ぐ効果もありますよ。演習問題付き。

» 2012年10月18日 16時20分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]

 前回までは、複数のキーワードをたばねて1つのキーワードでまとめる「情報の統合」を紹介しました。同じように複数のキーワードをまとめる方法があります。それは「類似のものを囲んでまとめる」方法です。

類似キーワードはまとめて意味の“かたまり”を

 図解式では、同じようなキーワードはさらに大きな四角で囲んで、グループ化します。グループ化することによって、大きな情報のかたまりを作り、情報を構造化できます。バラバラな情報は記憶しづらくても、構造化した情報は記憶に残りやすいことはご存じの通りです。

 グループ化したら、そこにグループを代表するような名前をつけましょう。これを「グループ名」あるいは「ラベル」と呼んだりします。グループ名を1つの大きな要素として、さらにほかのグループとつなげたり、グループ同士をさらにまとめて、大きなグループにもできます。

グループ化は、記憶の穴を防ぎやすい

 グループ名をつけるには、各キーワードに共通しているものを採用しましょう。色、形、国、種類などいろいろなものが考えられます。下のように企業名が並んでいれば、国や業種などで似たものをグループ化すればよいでしょう。

 サムスン電子もLGエレクトロニクスも共通点は韓国のIT企業、GoogleやAppleは米国のIT企業といった具合です。グループはさらに大きなグループで囲むこともできます(下の例であれば「IT企業」)。こうしたグループ化は、要素のヌケ・モレを防ぐので論理的に考えるときも有効です。

複数のキーワードを整理する場合に、同じ仲間、類似性のあるキーワードは線で囲みます。その場合、グループを代表するような名前(ラベルとも言います)をつけます。グループはさらに、大きなグループとして線で囲むことができます
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