テンキーの「.」を「000」に置き替えて業務用電卓並みに数字の入力効率を上げる3分LifeHacking

「Dot2Zeroes」を使えば、フルキーボードのテンキーの「0」キーの隣にある「.」キーを用いて「00」や「000」が入力できるようになるので、数字の入力効率がアップする。ほかにアルファベットの文字列などを割り当てることも可能だ。

» 2012年10月09日 13時00分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

 業務用の電卓では、数字の「0」キーの隣に、「00」キーや「000」キーなど、複数のゼロをまとめて入力するためのキーを用意していることがある。桁数の大きな数字を入力する場合など、このキーを使えば効率的に入力でき、また桁数の入力ミスも起こりにくくなるというわけだ。

「Dot2Zeroes」を使えば、「0」キーの隣にある「.」キーを用いて「00」や「000」が入力できるようになる
「Dot2Zeroes」の設定画面。デフォルトでは「00」が登録されている。機能のオンオフはタスクトレイをクリックする

 一方、PCのキーボードについているテンキーには、これらのキーは存在しない。外付けタイプのテンキーには装備している場合もあるが、ノートPCならまだしも、フルキーボードを装備しているPCにこうした外付けテンキーを取り付けて使うのも、あまり格好はよろしくない。

 こうした場合に便利なのが、今回紹介する「Dot2Zeroes」だ。このソフトを使えば、キーボードの「0」キーの隣にある「.」キーを使って「00」が入力できるようになる。電卓と同じように複数のゼロをまとめて入力できるようになるので、作業効率がアップするというわけだ。

 デフォルトでは「00」が割り当てられているが、キーカスタマイズは自在なので、さらに一桁多い「000」にしておけば、桁区切りも分かりやすくなる。元の「.」を入力するには、あらかじめ別のキーとの組み合わせで入力できるよう設定しておくか、もしくはキーボードの文字キーにある「.」を使おう。

 また「.」だけでなく、テンキー上段にある「/」や「*」についてもカスタマイズできるほか、数字以外にアルファベットや各種記号を割り当てることも可能だ。例えば「http://」や「biz.id」など、よく使用する文字列を登録しておくことで、通常の文字入力の効率化も図れる。残念ながら日本語の文字列は登録できないが、シンプルながらアイデアひとつでさまざまな用途に使うことができる、奥が深いソフトだと言えそうだ。


「00」以外に「000」など任意の桁を登録できる。数字やアルファベットが自由に登録でき、また「.」キー以外に「*」「/」キーのカスタマイズにも対応する。なおアルファベットの大文字小文字はCapsLockの状態に依存するので、例えば「biz.id」「BIZ.ID」は入力できるが「Biz.ID」のように混じった文字列は扱えない。また日本語も指定できない(左)。枠で囲ったキーをカスタマイズできる(右)

本日のレシピ
ソフト名 対応OS 利用料 開発者
Dot2Zeroes Windows 7/Vista/XP/2000 無料 wtr氏

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