図解の最初のステップ、重要なキーワードを見つけるポイントは?すべての勉強は図でうまくいく(1/3 ページ)

社会人になると学ぶべきことが多くあります。そして学習には、必ず費用対効果が求められる。だからこそ、勉強のための勉強ではなく、成果を出すための勉強が何よりも重要になってくるのです。そこで私が出会ったのが「図解式勉強法」でした。

» 2012年10月04日 11時10分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]

 前回は「図解式勉強法」の導入効果と基本コンセプトをお伝えしました。いよいよ今回から、実際にどのように図解にしていくのか、その基本的なテクニックやルールについて紹介していきたいと思います。

キーワードを囲んで、つなげる

 まずは重要な単語を抜き出します。どのような勉強においても、図解する最初の作業はキーワードを見つけること。通常、テーマの中で重要と思われる名詞がキーワードとなります。

 キーワードかどうかのポイントは、キーワードだけをざっと眺めても、全体の意味が分かるかどうかです。図解式勉強法では、キーワードが情報の最小単位。つまり、最も小さな塊です。

キーワード同士の関係を「線」で示す

 例えば「大学生は就職すると社会人になる」という情報があるとします。この文章のキーワード(重要な名詞)は、「大学生」と「社会人」。そして、この2つのキーワードを結び付ける関係性が「就職」になります。

 図解式勉強法では、キーワードは線で囲んで1つの要素とします。次にキーワード同士を線で結び付けて、それらの関係性を示します。下図のように[大学生]→就職→[社会人]と表現します。至ってシンプルです。

 これにより大きなかたまりとして全体像を理解しやすくなります。要素をつなげることで、単にキーワードの意味を覚えるというだけでなく、そこに流れるシナリオや問題の本質が明らかになるからです。これから、より具体的にその方法を紹介しましょう。

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