バラバラになっている情報をつなげて、図にまとめあげるとどのような効果があるのか? 私が提唱する「図解式勉強法」の導入効果と基本コンセプトを紹介します。
私の提唱する「図解式勉強法」は、バラバラになっている情報をつなげて、図にまとめあげる勉強法です。ここで言うバラバラの情報とは、おのおのが独立して存在する断片的な情報です。英語であれば1つの単語、歴史であれば1つの事件、会計であれば1つの専門用語――といった、単独で存在する要素を指します。
そして、断片的な情報の最小単位は「キーワード」です。例えば「AとBとでCになる」という説明文があれば、ここでは「A」「B」「C」がキーワードで、最も小さな情報です。これらのキーワードをつなげて、1つの図にするのが図解式の基本コンセプトとなります。
図解式勉強法では、さらに関連するキーワードをどんどんつなげて、1つの図の中にたくさん収めていきます。収めるキーワード数が増えても、1つの図の中に入ってさえすれば、人間の脳はまとめて理解、記憶することができるので大丈夫。
なぜなら一度に思い出せなくても、つながっているほかの情報を頼りに、芋づる式に引き出すことができるからです。バラバラなものを、つなげて、まとめて、頭にしまい込む。取り出すときも、1つの手掛かりからつなげてひっぱり出すのが図解式勉強法なのです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.