「やってみる」ことから「やりたいこと」が見つかるRe:Work !(3/3 ページ)

» 2012年09月13日 11時10分 公開
[三河賢文,Business Media 誠]
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やってみなければ、何も始まらない

 海やプールは、入りたくなければ一生入らなくても生きていける。しかし泳ぎ方を教わったのなら、入ってみなければその知識や技術は無駄に終わる。ただ「泳ぐ」という楽しさを、ずっと知らずに過ごしていくだけだ。

「やってみなければ、何も始まらない」

 脚を踏み出さなければ、前には進めない。ドアを開けてみなければ、その先の景色は分からないのである。どんなに有名な自己啓発書を読もうが、Webで情報を得て奮い立とうが、結局は自分自身が「やってみる」ことでしか変化は得られない。

 ちなみに私の妻は、あまり運動をする方ではない。ヨガやピラティスに興味はあったが、時間もないと言ってやらずにいた。しかし先日から私と一緒にスポーツジムへ通うようになり、妻はヨガをはじめとしたプログラムに夢中だ。スポーツジムへ足を運ぶ回数は、むしろ私より多いのではないだろうか。友達を誘ったりしているし、なんだか家事や育児、仕事に追われる毎日の中に「楽しみ」を見出したようである。

 当然ながら、今の生活に「やりたいこと」をプラスするのであれば、やはり時間の使い方が大切になってくる。1分1秒を大切にして、毎日を充実化させてほしいと思う。仕事においては、いわゆる「ノマド」と呼ばれる人々が時間を謳歌しているように見えるのではないだろうか。

 私もその中の1人になるが、よく周囲からは「羨ましい」などと言われる。最近ではそういった働き方を目指して安易にフリーで働こうとする人々が多く見られるが、これにはちょっと待ったを掛けたい。確かに「時間」という面で、これほど自由な働き方はないだろう。しかし実態を知らずに飛び込むと、その時間すらも失ってしまう可能性がある。

 そこで次回は、実際に「ノマド」「フリーランス」といった形で働く実体験から、メリットやデメリットを含めた実態をご紹介したいと思う。会社員であっても土日や会社以外の時間で“副業”を持つ人も増えているが、どのような働き方を目指すのかを考える上で、ぜひ参考にしてみてほしい。

著者紹介:三河賢文(みかわ・まさふみ)

 1983年岩手県生まれ、宮城県育ち。人材コンサルティング会社、Web関連会社での勤務を経て、2010年6月にナレッジ・リンクスとして独立。「時間の自由」を第一としたワークスタイルを実践中。多くのSOHOやフリーランスワーカーとパートナー関係を持ち、業務機会の提供を行っている。プライベートでは2人の子どもを持ち、マラソンやトライアスロンにも挑戦。ITやビジネス全般を中心とした執筆活動も行う。



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