もし、無線マウスに用いられているのが単三形電池であれば、市販の電池アダプタと交換することにより、無線マウスを大幅に軽量化することができる。有線マウスからの乗り換えなどでマウスが重すぎると感じている人にぴったりだ。
マウスを有線から無線に変えてなによりも気になることといえば、本体がずっしりと重くなることだろう。有線マウスだとケーブル込みで60〜80グラムのところ、無線マウスだと本体だけで120グラムという場合もあるので、違和感を覚えるのも当然だ。ケーブルがなくなって取り回しがよくなったにもかかわらず、かえって動かしづらく感じるようになった人も少なくないはずだ。
もし、手元の無線マウスで使っているのが単三形電池であれば、かんたんに軽量化する方法がある。それは市販の電池アダプタを使うことだ。単四形電池を単三形として使えるアダプタを通常の単三形電池と交換することにより、マウス本体を軽量化できるというわけだ。
具体的に見てみよう。例えばeneloopの場合、単三形の重量は27グラム。これを「単四形電池+アダプタ」の構成に変更すると、単四形の13グラムにアダプタ3グラムを加えた重量は計16グラムとなる。電池1本につき11グラム、単三形電池を2本使っている無線マウスであれば22グラムの軽量化となるわけだ。たかだか20グラム程度とはいえ、マウス本体が60〜80グラムなので、手に持った瞬間にはっきりと分かるほどの違いである。
もちろんデメリットもある。それは電池の持ちが悪くなること。これまで半年持っていたのが3カ月、2カ月だったのが1カ月といった具合に、単三形と単四形の容量の違いだけ寿命は短くなる(ちなみに前述のeneloopだと、単三形が1900mA、単四形が750mAh)。とはいえ、マウスを軽くしてかつての有線マウスの動かしやすさを取り戻したい人にとっては有効な方法なのは間違いない。一部のマウスが採用している、未使用時に有線ケーブルで充電するような仕組みであれば、充電が切れる前に継ぎ足せるので持ち時間が短くなることハンデも解消できるはずだ。
今回紹介した無線マウスに限らず、長寿命よりもむしろ軽さを重視する機器については、同じ方法が使える。機器が本来想定している使い方ではないのであくまで自己責任ということになるが、わずかであっても重量を減らしたい人にとっては、有力なワザのひとつと言えそうだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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単4が単3になる電池アダプター | 240円 | 旭電機化成 |
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