スマートデバイスで“PCレスプレゼン”――「Epson iProjection」でモバイルプロジェクター活用術(1/4 ページ)

PCを介さず、スマートフォンやタブレットから直接操作できるオフィス機器が増えている。エプソンの「Epson iProjection」対応プロジェクターもその1つだ。どのような特徴やメリットがあるのか、具体的に見ていこう。

» 2012年08月27日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
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 スマートフォンやタブレットなど、いわゆるスマートデバイスの普及が著しい。この流れはオフィス機器にも浸透しており、近年ではPC不要でiOSやAndroid端末から直接操作ができるプリンタやプロジェクターが急増している。

 PCとの組み合わせが前提だった機器が、PCレスで使える――。エプソンが2012年6月に発表したビジネス向けプロジェクター「EB-1776W」などもその1つ。専用のスマートフォンアプリ「Epson iProjection」を使って、PCレスでの各種操作を実現している。

PCもVGAケーブルも不要! スマートデバイスがあればプロジェクターが使える

スマートデバイスから利用できる「EB-1776W」

 プロジェクターは、PCの画面を大画面スクリーン(または壁面)に投写する、社内ミーティングや各種講習会などでおなじみの機器だ。1つの大画面を複数の人間が同時に見られれば意見交換が活発になるし、手元の紙資料ばかりに目を落とす必要がなくなる。スムーズな情報共有には欠かせない。そうした効能から、顧客へのプレゼンテーションにもプロジェクターは積極的に用いられる。

 エプソンのEpson iProjection対応モデルの1つ「EB-1776W」は、重さ1.7キロ。少し大きめのA4ノートPCというサイズ感を満たす一方で、画面解像度はWXGA(1280×800ドット)、画面の明るさは3000ルーメン(全白、カラーいずれも)を実現。蛍光灯を付けっぱなしの部屋でも十分投写できる。「モバイルモデル」と位置付けていることからも分かるように、客先などでプレゼンテーションをする人にとって最適なモデルとなっている。

 ところでプロジェクターと言えば、その使用に当たって何らかの映像出力機器が必要となる。その代表は、ノートPCだ。特に、PowerPointなどで作成したスライドを投写したい場合にノートPCは欠かせない。つまり、外出先でプレゼンしたい場合は、プロジェクターとノートPC、ケーブル類を持参しなければならなかった。

 だが、この状況もEpson iProjectionによって変わりつつある。ノートPCではなく、スマートフォンあるいはタブレットで直接プレゼン資料を表示できるようになったのだ。ノートPCは業界最軽量クラスのモデルでもおよそ1キロ前後。サイズもB4〜A4前後が一般的。これだけの荷物をまるまる減らせてしまえる。


  専用キャリングケースが付属し、電源ケーブルも収納できる。女性でも軽々と持てる重さで、後はスマートデバイスが1台あれば、プレゼンが可能だ

 スマートフォンとプロジェクターの接続には、無線LANを利用する。PCであればアナログVGAケーブルで接続するのが普通だが、スマートフォン接続なら、このVGAケーブルも必要ないわけだ。

 プロジェクターはこれまで、ビジネスでの使用が中心だった。しかしPCレスで使えるようになってくると、話はまた変わってくる。スマートフォンは1人1台の機器となりつつあるし、その内蔵メモリには撮影した写真を大量に保存している。これをプロジェクター経由で手軽に投写できるとなれば、さまざまな活用アイデアがわいてくるだろう。

 例えば、個人レベルでの勉強会や読書会はプロジェクターの潜在需要が高い分野だろう。3〜4人の集まりならともかく、7〜8人くらいになってくると紙資料の準備も大変だし、かといって1台のスマートフォンを複数人で同時にのぞき込むのも難しい。それであればプロジェクターへ出力してしまった方が何かと手っ取り早い。


  画像左はEB-1776Wの標準搭載の無線LANユニット。カバー内に装着できるので、目立たない。スマートデバイスとプロジェクター間は無線LANで接続

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