「ほぼ日手帳 2013」で「自分の新しいストーリーを」糸井重里さんテーマは「UNCOVER YOUR STORY」(1/3 ページ)

19日に東京・有楽町ロフトで行われた「ほぼ日手帳 2013」の発表会に行ってきました。英語版の追加や豊富なカバーラインアップなど、見どころを紹介します。

» 2012年08月20日 14時00分 公開
[衛藤涼太,Business Media 誠]
誠ブログ

 8月19日、東京・有楽町ロフトで行われた「ほぼ日手帳 2013」の発表会に行ってきました。私は、ほぼ日手帳の名前だけは聞いたことがあったのですが、実物を見るのは今回が初めて。ちなみに、ほぼ日手帳はコピーライターで有名な糸井重里さんが主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」から生まれた手帳。ほぼ日刊イトイ新聞を新入社員のとき仕事中にこっそり読んでいた身からしたら、とてもなつかしい存在です。

ほぼ日手帳2013の発表会に登場した糸井重里さん

 有楽町ロフトに到着すると、会場は既にすごい人だかり。後から聞いたら、約500人が列を成していたそうです。発表会開始は11時少し過ぎ。糸井さんが登場すると歓声と拍手があがり、ほぼ日手帳 2013のテーマを発表しました。

2013年版のテーマは「UNCOVER YOUR STORY」

 「何だか分からないけど使えちゃう手帳、使いやすい道具のようなほぼ日手帳を今年は徹底的に広げていきたい。キャンペーンテーマは『UNCOVER YOUR STORY(あなたの新しいストーリーが見えてくる)』。あなたのストーリーはまだ隠されています。ほぼ手帳を使うことによってそれが見えてくるんじゃないの? ということを伝えたい」(糸井さん)

 テーマがある手帳なんて初めて聞きました。手帳ってスケジュールを書いたり、メモしたりの用途だけでしか使っていないので、ちょっと驚きです。

 そして、ほぼ日手帳 2013のお披露目。幕が外され手帳が現れると、また大きな歓声があがりました。ここでも驚いたのがカバーの種類の豊富さ。今回は76種類のカバーを発売するそうです。

 ちなみに、ほぼ日手帳は本体(いわゆる手帳、スケジュールやメモ、日記を書いたりするもの)が4種類。それにそれぞれカバーが数種類選べます。2012年版までは、文庫サイズ「オリジナル」(本体カバーセットで3500円から)、A5サイズ「カズン」(セット5900円から)、縦長週間タイプの「WEEKS」(単体1890円から)の3種類。2013年版からは新たに、英語版の「Hobonichi Planner」(セット1万7200円)が登場し、本体が4種類となりました。

糸井さんも愛用の革オタクカバーなど豊富なラインアップ

 そして壇上ではカバーの紹介が始まりました。

 まずは、手芸家・三國真理子さんのプリントカバー。糸井さんは三國さんのことを「独学で海外から編み物の本を取り寄せ、自分で翻訳。研究を重ねて実際に編み物を作る、非常にオタクな人です」と紹介してました。

三國真理子さんデザインのプリントカバー

 続いてはファッションブランド「ミナ・ペルホネン(mina perhonen)」のカバー。写真両端のカバーはミナ・ペルホネンのさまざまな生地をパッチワークにしたものだそうで、抽選での販売になります。

ミナ・ペルホネンのカバー

 世界最大のタータンチェック企業「ロキャロン」のカバーも新ラインアップ。紫のカバーはエリザベス女王即位60周年を記念して造った柄で、ホーリールードダイヤモンドと呼ぶそうです。

ロキャロンのカバー

 革カバーもあります。2013年版のこだわりは黒で「TSブラック」「ブルーブラック」「ブライドルレザー」の3種類をそろえていました。ブライドルレザーは、高級馬具にも使われている革です。全体的に手帳の王道を楽しむ大人っぽいデザインでした。

革カバー

 次も革製で、イタリアの革職人「アンリ・べグラン」さんのカバー。使い込んでいくうちに味が出てくるそうです。糸井さんも使っているそうで「アンリさんは革のオタク。もともとはイタリアのプロサッカー選手だったそうですが。知らなかった?」と会場に話しかける場面も。

アンリ・べグランさんのカバー

 続いては、2012年版から発売していた「ジッパーズ」。今年は構造を一から見直し、たくさんの物を入れたい人にお勧めのカバーとなっています。カバー背面に大きなポケットが付いていて、A4サイズの紙も収納可能。とにかく収納力が大幅アップしています。

ジッパーズ

 こどもビームスとの共作で、母子手帳が入る「&こども」のカバーもありました。既にお子さんがいる人も、これから母親になる人にもお勧めです。

「&こども」のカバー
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