日本はToDo活用が最も低い――LinkedIn「ビジネス習慣調査」

LinkedInは世界15カ国、6580人を対象に「ビジネス習慣に関する意識調査」を実施した。ToDoを作っているか、またその消化率について国別、性別などで傾向が見られた。

» 2012年05月25日 12時55分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 LinkedInは5月23日、世界15カ国、6580人のLinkedIn登録ユーザーを対象に行った「ビジネス習慣に関する意識調査」の結果を発表した。

一日のToDoを消化して帰りたい気持ちはあるが……?

 調査によると、全体の82%のビジネスパーソンがうまく自分の仕事に優先順位を付けられていると自負している一方、その日のうちに達成すべき仕事を終わらせているとしたのは全体の11%だった。

やることリストを作成している日本人は約半数

 毎日終わらせるべき項目を記入する「やることリスト(ToDo)」を作成しているのは、全体の63%。男女比では、男性が60%、女性が71%という傾向が見られた。

 リストを作成しているビジネスパーソンのうち、記入方法は50%が手書き、45%が電子メモなどを使用していた。中には「頭の中」「ファイルの山」「黒板」といった回答もあったという。

 国別の傾向では、「やることリスト」を作成している割合が一番高いのがブラジルで73%。2位には72%のフランスとスペインが続いた。日本は、やることリストを実施している割合が15カ国中最も低く、回答者454人のうち45%のみだった。

 LinkedInは英語圏で普及しているビジネスSNSで、企業が求人活動をしたり、就職・転職希望者がアピールしたりする場として活用している。調査は2012年4月に実施し、対象国はアメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、ニュージーランド、オランダ、シンガポール、スペイン、イギリス、スウェーデンの計15カ国。

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