ScanSnapから直接Android端末に、スキャン速度1.5倍の新製品「S1300i」も

PFUはドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズの新製品「S1300i」を発表した。Androidへ直接データを転送できるようにしたほか、読み取り速度を従来比1.5倍にした。

» 2012年05月21日 13時00分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]
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 PFUは5月21日、ドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズの新製品として、Android端末との連係を可能にした「S1300i」を発表した。既に受注を開始しており、販売開始は5月28日。直販サイト「PFUダイレクト」での価格は2万7800円で、ドキュメント管理ソフト「楽2ライブラリ パーソナル V5.0」のセットモデルは3万2800円で販売する。

「S1300i」

 対応OSは、PCがWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5/10.6/10.7。スマートフォン、タブレットがiOS 4.2以降、Android OS 2.2以降。スマートフォン、タブレットは専用アプリ「ScanSnap Connect Application」を端末にダウンロードしておくことで利用できる(App Storeへのリンク)。Google Playでの提供は5月25日から。

 S1300iの特徴は、以前からできたiPhone/iPad連係機能をAndroidにも適応した点。読み取ったイメージデータを、Wi-Fi経由でスマートフォンやタブレットに直接保存できる。また新たに「Dropbox」にも対応。既に連係しているEvernote、Googleドキュメント、Salesforce、SharePoint Online、SugarSyncと同様に、読み取りデータを外部サービスに転送できる。

 こうしたソフトウェア面での機能強化は、既存機種のScanSnap S1500/S1500M/S1300/S1100にも適応する。アップデートプログラムを5月25日からScanSnap紹介ページで無償提供する予定だ。

 読み取り速度も向上した。A4カラー両面で150dpiノーマルモードの場合に毎分12枚と、従来機「S1300」から1.5倍高速化している。ACアダプターを使用しないUSBバスパワーでの動作時は毎分4枚となる。

 同梱する添付ソフトは、名刺管理ソフト「名刺ファイリングOCR V3.1」、文書整理ソフト「ScanSnap Organizer V4.1」、OCRソフト「ABBYY FineReader for ScanSnap V4.1」、ECM連係ソフト「Scan to Microsoft SharePoint 3.4」。Mac用には名刺管理ソフト「CardMinder V1.1」を同梱する。

 Windows向けとして、ScanSnap専用のフォルダを作成し、その中で読み取りデータ管理できる「ScanSnap Folder」機能を搭載している。各データはScanSnap Folderに自動保存し、そこから外部サービスに転送したり、メールに添付したりといった動作が可能となる。

 本体サイズは284×99×77ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さは1.4キロ。USBバスパワーでの駆動も可能。

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