新iPadの登場で解像度300dpiが標準に、エプソンの新ドキュメントスキャナ仕事耕具

セイコーエプソンは、A4ドキュメントスキャナの新製品「ES-D350」を5月25日に発売する。解像度300dpi時のスキャン速度を向上した。実勢価格は4万4980円。

» 2012年05月15日 17時55分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]
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ドキュメントスキャナ「ES-D350」

 セイコーエプソンは、A4ドキュメントスキャナの新製品「ES-D350」を5月25日に発売する。現行「ES-D200」の後継モデルで、実勢価格は4万4980円。スキャナ市場をけん引するPFUの「ScanSnapシリーズ」やキヤノンの「imageFORMULAシリーズ」の対抗機として投入する。

 ES-D350は、300dpi時のスキャン速度を向上したドキュメントスキャナ。本体サイズ303×202×213ミリ(幅×奥行き×高さ)、重さ約5キロで、名刺〜A4サイズに対応する。同梱のキャリアシートを使えば、A3サイズのスキャンも可能だ。

 スキャン速度は解像度200dpiでカラー/モノクロ毎分25枚、300dpiでカラー毎分20枚、モノクロ毎分25枚。セイコーエプソンでは「新iPadがRetinaディスプレーを搭載するなどモバイル端末の解像度は年々向上している。スキャン解像度も300dpiが標準の時代となっており、ES-D350は300dpi設定でも高速かつ大量にスキャンできる点が強み」と話す。


  現行機「ES-D200」とのスキャン速度比較。新iPadなど、高解像度のモバイル端末でも気にならずにスキャンデータを見れるよう対応した

 最大給紙枚数は、A4サイズで75枚。ページ数の多い書籍や雑誌のスキャンといった個人用途から、オフィス内の資料をまとめてスキャンするなどのビジネス用途まで幅広く対応する。

 その他機能面のアップデートでは、超音波センサーが重送を検知して搬送を自動停止する「重送検知機能」を搭載。データの抜けを未然に防止し、安定した連続スキャンをサポートする。

 PC接続用のUSBケーブル、電源アダプターのほか、ユーティリティーソフト「Document Capture Pro」が付属する。対応OSはWindows XP/Vista/7で、スキャン後のデータ編集や仕分け、スマートフォンやタブレットなど他端末への転送ができる。同ソフトからEvernote、Googleドキュメントに連係してデータを送ることも可能だ。

 なおセイコーエプソンは6月15日にモバイルスキャナ「DS-30」を発売する。実勢価格は1万4980円で、こちらは軽量モデルとして外出先などでスキャンする用途に向くとしている。

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