キリンビバレッジ、史上初「特保コーラ」を発売ハンバーガーやピザ、スナック菓子好きなあなたに

キリンビバレッジは、食事の際に脂肪の吸収を抑える「キリン メッツ コーラ」を4月24日より全国で発売する。480ミリリットル入りで150円。コーラが特保指定を受けたのは初めてだという。

» 2012年03月26日 18時02分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]
「キリン メッツ コーラ」。パッケージは黒色ベースで、特定保健用食品マークを大きく表示している

 キリンビバレッジは3月26日、特定保健用食品のコーラ飲料「キリン メッツ コーラ」を発表した。コーラ系飲料が、特定保健用食品に指定されたのは初めて。480ミリリットル入りで価格は150円、4月24日から全国で発売する。

 キリン メッツ コーラには、食物繊維の一種である「難消化性デキストリン」が配合されており、食事の際に一緒に飲むと、脂肪の吸収を抑える働きがあるという。コーラらしい飲み応えのある味わいを実現。炭酸を強めにし、刺激と爽快感がある飲み口に仕上げた。

 糖類はゼロで、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)を使用。1本あたり5〜15キロカロリーとなっている。

 一般に特保飲料は、研究開発の期間が長く、厳密な試験を行って消費者庁へ申請しなくてはならないなどの理由で開発コストがかかり、通常の清涼飲料水よりも値段が高いことが多いが、キリン メッツ コーラは通常のコーラ飲料とあまり変わらない、安価な値段設定となっている。

 「コーラ系飲料市場では、有糖コーラ系飲料は主に10代の若年層を中心に飲まれており、大学生以降、加齢とともに飲用率が減少。逆に、ゼロコーラ系飲料は、大学生以降飲用率が増加する傾向がある。また、30代以上の男性は、健康意識の高まりにより、特定保健用食品の飲用率が増加します。

 そこで今回は、スナック菓子やハンバーガー、ピザなどといった脂分の多い食べ物と相性がぴったりなコーラ系飲料に着目。健康意識の高い大人層のニーズと、コーラ系飲料ユーザーの両方のニーズに応える『キリン メッツ コーラ』を発売しました。『より広く多くの人に手にとってほしい』という思いで、(一般の特保飲料に比べて)求めやすい価格に設定しています」(キリンビバレッジ)

 主なターゲットは、30代〜40代の男性。2012年内に100万ケース(1ケース24本)の発売を見込む。


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