デスクトップを整理して生産性を上げよう3分LifeHacking(1/2 ページ)

生産性低下を招く要因の1つに、デスクトップの散らかりがあります。スッキリと使いやすいデスクトップ環境を、あまり労力をかけずに構築する方法を紹介します。

» 2012年01月20日 10時00分 公開
[Adam Dachis(訳:伊藤貴之) ,ライフハッカー[日本版]]

 環境が生産性に大きな影響を与えるというのは、数々の研究結果より明らかです。例えば色の違いだけでも、記憶力や創造性は少なからず影響します。多くの仕事をPC上で行なっている今日では、デスクトップ環境が仕事の生産性に大きな影響を与えています。

 デスクトップが見苦しかったり散らかっていたりすれば、生産性も低下するものです。そこで今回は、スッキリと使いやすいデスクトップ環境を、あまり労力をかけずに構築する方法を紹介します。

すっきりした壁紙にする

 壁紙は大した問題ではないように思えますが、毎日見るものですし、生産性や集中力に少なからず影響するはずです。同じ画像を毎回見るわけですから、できるだけ目にやさしい画像を選びましょう。気が散るような画像を絶対に壁紙にしてはいけません。人は何かを思い出そうとするときに目を閉じますよね。これは、過剰な視覚情報をシャットアウトして集中するためです。騒々しい壁紙は過剰な視覚情報となり、集中力を妨げてしまいます。

 インターネットを探せば素晴らしい壁紙がたくさん入手できますが、多くの壁紙は生産性や集中力の向上を意図して作ったものではありません。一方「Simple Desktops」や「MinimalWall」といったサイトは、シンプルで美しい壁紙を集めています。

 またライフハッカー特製のグリッド、食べ物、ミニマリスト、自然、ビンテージといったさまざまな種類の壁紙もありますので、ぜひ利用してみてください。どの壁紙にするにしても、壁紙はシンプルで目にやさしいものにしてください。見苦しく気が散るような壁紙では、生産性向上のための全ての努力を台無しにしてしまうでしょう。

デスクトップの整理方法を決める

 壁紙が決まったら、今後はデスクトップに置かれているファイルやショートカットに注目します。あなたのデスクトップには無数のファイルが無秩序に散らかっていませんか? それではせっかくの素晴らしい壁紙も隠れて見えなくなってしまいますし、散らかったデスクトップはストレスの原因にもなります。

 デスクトップが散らかっているなら、まず真っ先にガラクタを片付けましょう。取りあえずフォルダを1つ作成して、全てのガラクタを入れてしまいます。そして、デスクトップの整理方法を決めましょう。以下にオススメの整理方法を2つ紹介しますので、あなたのニーズと好みに合った方法を選んでください。

分類ボックス方式

 デスクトップが散らかりすぎて手に負えなくなっているなら、分類ボックス方式がオススメです。原文筆者自身、この方式に変えてからファイルの散乱に悩むことがなくなったとか。分類ボックス方式は見た目も良く、簡単に構築できて、ファイルを探すのが格段に速くなります。

 やるべきことは、デスクトップに幾つかのフォルダを作成することだけ。原文筆者は、6つのフォルダを作って次のように分類しているそうです。

(1)開発用:開発中のプログラムが置いてあるフォルダ

(2)売るもの:オンラインで売る物の写真

(3)未登録のメディアファイル:iTunesに登録する予定の音楽やビデオ

(4)未登録の写真:これから編集やアップロードする予定の写真

(5)一時的なメモ:『Simplenote』アプリに登録予定の一時的なメモ

(6)アーカイブするもの:NAS(ネットワークストレージ)にアーカイブする予定のファイル

 分類ボックスは自分のニーズに合わせて作ればOKですが、原文筆者のオススメは「未登録のXX(音楽や写真など)」と「アーカイブするもの」ボックスを作ること。この2つのボックスがあれば、ほとんどのニーズに対応できるでしょう。また、分類ボックスは7つ未満にしてください。それ以上になると、ファイルの振り分けだけで無駄に時間を使ってしまう可能性があります。

 分類ボックスを作ったら、専用のアイコンを付けましょう。原文筆者は上の画像にあるように、白ベースの丸角アイコンを使っています。アイコンのダウンロードサイトもあるので利用しましょう。原文筆者は、今ではデスクトップに未分類のファイルが置かれていると落ち着かず、一刻も早く分類ボックスに振り分けたくなるそうです。実際、特に意識しなくても自然とどこかのボックスに分類されていきます。

 分類ボックスをデスクトップの1カ所にかためて配置すれば、使い勝手の良い、見た目もきれいな整理システムのでき上がりです。後は週に1回10分程度、各ボックスの中を見直し、不要なファイルを削除すればいいでしょう。また、このプロセスを自動化したい場合は、この記事を読み進めてみてください。

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