ビジネスを円滑に進めるために、最も重要なものがコミュニケーションですね。最近では、電話、電子メールなど複数の手段を目的に合わせて使い分けるようになりました。ここでは、仕事に使う手帳やノート、メモを楽しく、効率的にするためにコミュニケーションに関する絵文字を活用する方法を紹介します。
対面、郵送、電話、電子メール……と私たちはさまざまなコミュニケーション手段を使い分けて生活しています。業務フローや申し込み手続きの流れを示す場合に、こうしたコミュニケーション手段を表現できると便利です。例えば「携帯電話の電波」。あなたなら、どう描きますか?
実際、コミュニケーション手段を表す場合に、私たちは封書の裏=メール、のように共通認識されているアイコンを使っています。これらは普段よく見てはいるものの、いざ描こうとすると「あれっ、どう描けばいいんだっけ?」と途方にくれる場合もあるでしょう。
ここでは、電話系、書面系、対面その他など、3つのカテゴリに分けて、頻繁に使うコミュニケーション手段を表す絵文字を紹介しておきます。
最近は、電話一本でローンの申し込みができるサービスもあるようです。この場合、電話で申し込みした後にテレビ会議システムや店頭で直接、担当者と対面で話をした上で融資の許可が取れるようです。
次の図では、そうした申し込みから融資実行までの利用者と金融機関とのやりとりを表現してみました。矢印で示したプロセスは、上から順番に実行されることを表しています。
メールの返信を常に早くしなければならないという呪縛にかられている人は多いものです。しかし細かいタスクであっても、じっくり作業などに頻繁に差し込まれると能率が著しく低下してしまいます。仕事のできる人はこうしたメール対応をしない時間を決め、じっくりタスクの処理に没頭できる時間を作る習慣があるものです。私なりのメール処理の時間配分を、絵文字を使って表現してみました。
ところで、年末年始はメールというよりFacebookに時間を取られすぎましたね(笑)。今後は、ソーシャルのやり過ぎに注意しながら、タスクの時間配分をしたいものです。
次回は「操作」に関する絵文字を紹介します。
携帯メールなどでおなじみの「絵文字」をビジネスで役立たせよう! という新しいコンセプトのスキルアップ書です。
絵文字は、ノートやメモを書くという日常行為を楽しくさせ、「考える力」「伝える力」を伸ばします。物事の全体像を超ハイスピードでとらえ、ヌケ・モレなく、すっきり情報整理ができます。
仕事や勉強において「記録」は退屈極まりない作業ですが、絵文字を取り入れることで、すばらしい自己表現に変わります。絵心は一切不要です。誰でも、すぐに始められ、効果が体感できるはずです。
知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)がある。
連絡先: nagata@showcase-tv.com
Webサイト: www.showcase-tv.com
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