さて、今回はとても身近なお金の話。プライベートでもビジネスメモでもお金の登場しない話はありません。そのお金ですが、人によって描きわけるレベルはさまざまなのです。
ビジネスモデルや入出金、資産運用などお金にかかわる図解を描く頻度はとても高いものです。単純にお金を示すのであれば「¥」マークでもいいのですが、外貨、カード払い、紙幣やコインの区別が必要な場合は、下記のように描き分けましょう。
絵文字の描き分けは、描き手のレベルや用途に応じて大きく異なります。まずは、自分に必要な絵文字の種類だけを考えて、スタートすれば十分です。
どうでしょうか? 同じお金でもその表現方法はさまざまです。
こうしたお金にまつわること、例えば資産運用や金融機関を描く場合もあるでしょう。この場合も、なるべく画数の少ないシンプルな方法をチョイスしましょう。下記に例をあげてみますね。
このような絵文字を使って、複雑な図解を分かりやすくすることもできます。
現在は、いろいろな金融商品が外貨建てで購入できるようになりました。資産運用の状況を金融機関の種類+金融商品+通貨建て+最近のチャートという組み合わせで描くと、下図のようになります。
なお最近は、同一通貨によるリスク分散のために複数の通貨建てで資産を持っている人も多いでしょう。その際、米ドルは「$」と書いてもいいですが、他の国のドルと区別する必要があれば、USD(米ドル)、AUD(豪ドル)など略号を使うのもいいでしょう。
さて、今回はビジネスやプライベートではずせないお金にまつわる絵文字を紹介しました。貯金や投資の計画や目標をノートに記入する場合に、こうした絵文字を使えば楽しくなること間違いナシ! しっかり、お金を貯めましょうね。
ここで、まとめです。
次回は、簡単そうに見えて意外と奥の深い「天気」です。
携帯メールなどでおなじみの「絵文字」をビジネスで役立たせよう! という新しいコンセプトのスキルアップ書です。
絵文字は、ノートやメモを書くという日常行為を楽しくさせ、「考える力」「伝える力」を伸ばします。物事の全体像を超ハイスピードでとらえ、ヌケ・モレなく、すっきり情報整理ができます。
仕事や勉強において「記録」は退屈極まりない作業ですが、絵文字を取り入れることで、すばらしい自己表現に変わります。絵心は一切不要です。誰でも、すぐに始められ、効果が体感できるはずです。
知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。その後、デジタル業界に興味を持ち、デスクトップパブリッシングやコンピュータグラフィックスの専門誌創刊や、CGキャラクターの版権管理ビジネスなどを構築。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)がある。
連絡先: nagata@showcase-tv.com
Webサイト: www.showcase-tv.com
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