Googleカレンダーを使って日常ルーチンを立て直す方法3分LifeHacking(1/2 ページ)

私たちは刺激の多い時代に生きています。そのため、食事や睡眠といった基本的なルーチンタスクでさえもないがしろにされがち。今回は、カレンダーをうまく使って日常のルーチンを立て直す方法を紹介します。

» 2011年12月02日 10時30分 公開
[WHITSON GORDON(訳:伊藤貴之),ライフハッカー[日本版]]

 ライフハッカーでは、これまでにもどのように気を散らさずに重要な仕事に取り組むか? という課題にフォーカスしてきました。しかし、私たちは日常のルーチンでさえ満足にこなすことができないのが実情です。

 例えば、原文筆者は毎朝起きるとすぐ執筆を始めるそうです。しかし、気が付くとずっとメールを見ていたり、うっかり他の事に没頭している自分を発見するとか。また、朝食を食べることやシャワーを浴びること、エクササイズをすることなどもすぐに忘れてしまうとのこと。今回紹介するカレンダー法を始めるまでの原文筆者は、昼の1時になってもシャワーを浴びておらず、パジャマを着たままインターネットにどっぷりはまっていたそうです。

 以上はあくまでも例ですが、きっと誰もが日常のルーチンをうまくこなせなくて困っているのではないでしょうか? 例えば、毎日オフィスで仕事をしながらランチを食べたり、毎晩かわいい猫ちゃんの写真を探しながら、夜中の2時すぎまで夜更かしをしてはいませんか?

 原文筆者はカレンダーをうまく使うことで、食事やシャワー、エクササイズ、洗濯などの日常ルーチンを、とくに意識しなくても予定通りこなせるようになったそうです。以下にその方法をご紹介します。

カレンダーの使い方

 原文筆者はGoogleカレンダーに全てを記入しています。他のカレンダーアプリでも構いませんが、携帯デバイスと同期できるものが良いでしょう。普段使うカレンダーと「日常ルーチン用のカレンダー」は分けてください。日常のルーチンを管理するときは、日常ルーチン用のカレンダーだけを表示するようにします。Googleカレンダーなら、カレンダーの右横にある三角ボタンを押し「このカレンダーのみ表示」を選択すればOKです。

 カレンダーアプリを起動して新しいカレンダーを作成し、適当な名前を付けます(デイリールーチンなど)。そして、新しいイベントを作成しましょう。例えば、「ランチを食べる」などです。もちろん、ランチを食べ忘れたりは絶対しない……という場合は、カレンダーに記入する必要はありません。つい忘れがちなことで、あなたが毎日、少なくとも1日おきにすることを記入するようにしてください。

 毎日繰り返すイベントを設定したら、リマインダーをセットします。ポップアップを設定すれば、作業に没頭していてもすぐ気が付きます。もしポップアップが出たら、どんな作業をしていても一時中断して、ルーティンを行うようにするといいです。カレンダーに設定したどんなイベントも軽く扱わず、尊重するようにしましょう。

 次に、イベントをスケジュールする時間を決めてください。例えば、午前11:30ごろに差し迫った仕事が入ることがめったになければ、大抵その時間にランチを取るようにしましょう。まれに差し迫った仕事が入ってしまった場合は、ランチの時間を少しずらして、仕事が一段落してから食べるようにします。しかし、なるべくそういうことがないように気を付けてください。

 重要なポイントは、カレンダーに順守するということです。カレンダーは、あなたが望む生活をするために自分自身と結んだ約束だと考えましょう。あなたの望みは何ですか? カレンダーはそれを思い出させてくれるツールなのです。

カレンダーに含めるとよいイベント

 以下では、原文筆者が作成して効果的だったルーチンの例を示します。毎日のルーチンは人それぞれなので、このリスト通りにする必要はありませんが、自分が怠りがちなルーチンは必ずカレンダーに含めるようにしましょう。

仕事を切り上げる時刻

 あなたが仕事と私生活のバランスを崩しがちなら、オフィスを出る時間をきっちりと決めておきましょう。仕事を切り上げる時刻にアラームをセットしておき、アラームがなったら作業を切り上げ、レビューを行います。レビューが終わったら、直ちに帰宅しましょう。

エクササイズ

 エクササイズも忘れずにカレンダーに入れておきましょう。「適当に空いた時間にエクササイズをしよう」は先送りの典型例です。本気でエクササイズに取り組むつもりなら、朝一番でも夜寝る前でもいいので、きちんと時間を決めてスケジュールしておきましょう。エクササイズの時間が来たら、言い訳せずにジムやランニングに直行するのです。ブロガーのNick Crockerさんは、あらゆるルーチンの中でエクササイズが一番優先度が高いとまで言っています。健康を守りたいなら、何よりもまずエクササイズを欠かさないようにしましょう。

掃除をする

 掃除をしなければ、あなたの家は大変なことになってしまいます。このような一見ささいに見える家事もきっちりスケジュールしておきましょう。週末に大掃除をするよりも毎日15分間掃除する方が効果的なのを知っていますか? 毎日少しの時間でいいので、キッチンやリビングを軽く掃除しましょう。きっと思ったより楽にできることに気が付きます。原文筆者は毎日、夕食後に軽く掃除をするのが好きだそうです。

メールのチェック

 もし3週間もメールをチェックしなかったとしたら、誰もメールを送ってこなくなるでしょう。私は、少なくとも2、3日おきにはメールチェックするようにアラームをセットしています。

ゴミを出す

 ゴミ出しも、忘れたままにしておくと収拾がつかなくなるものの1つです。原文筆者は、毎週火曜日にゴミ出しのアラームをセットしています。台所から生ゴミの悪臭がしてから慌てたくはないですよね。

その他の家事

 その他にもやらねばならない家事がありますね。料理のプラン、洗濯、請求書の支払い、家計簿などいろいろあります。毎日であれ月に一度であれ、繰り返されるイベントはカレンダーに入れておきましょう。

 スケジュールは移動しても構わないのです。例えば、次の木曜日の夕方は「請求書の支払いをする」時間だったとしても、緊急で別の用事が入ってしまう場合もあるでしょう。大切なのは、気晴らしで時間を浪費してしまわないように家事をする時間をきちんとスケジュールして確保しておくことです。

食べる

 仕事に没頭しているときは、食事ですら煩わしく感じられるかもしれません。しかし、食事というものはエネルギーの源です。ランチを食べるか食べないかで、午後の仕事ぶりはまるで変わります。仕事が忙しくてうっかり昼食抜き……なんてことにならないようにしてください。

シャワーを浴びる

 さすがにシャワーを忘れることはないでしょうが、ついつい後回しになりがちです。カレンダーに入れておくことで、ゆとりを持ってシャワーを浴びる時間が取れるでしょう。また、原文筆者は毎日はヒゲをそらないので、ヒゲをそる日もカレンダーに入れておくようにしているそうです。

ベッドに入る

 朝起きる時間は目覚ましにセットしますね。でも、夜ベッドに入る時間はスケジュールしてないのではないですか? 睡眠は食事よりも重要と言ってもよいのです。毎日同じ時間にベッドに入れば睡眠サイクルを安定させることができます。何時に寝るのが自分にとってベストなのかを、把握しましょう。ベストな時間が分かったらアラームをセットして、ベッドに入る時間を毎日守るようにしてください。

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