キヤノンMJ、印刷コストを低減する複合機用アプリ2モデルを投入

キヤノンマーケティングジャパンは複合機用アプリケーションの2モデルを2012年1月に発売する。コスト削減とセキュリティ強化を図るという。

» 2011年11月24日 13時00分 公開
[ITmedia]

 キヤノンマーケティングジャパンは11月24日、複合機用アプリケーションソフトの新製品として、「えらんでマイプリント for MEAP ADVANCE」と「サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCE」の2モデルを、2012年1月より順次発売すると発表した。

 キヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE」は、アプリケーションプラットフォーム「MEAP ADVANCE」により、認証やセキュアプリントといったオフィス内のシステム連携から、ERPやECMとの基幹システム連携、「Microsoft SharePoint Online」や「Googleドキュメント」とのクラウドサービス連携など、活動の幅を広げている。

 今回は新たに、企業の課題でもあるコスト削減とセキュリティ強化を実現するプリンティングソリューション2モデルを、シリーズのラインアップに加えるかたちとなる。

 えらんでマイプリント for MEAP ADVANCEでは、印刷ジョブを一旦複合機の中に保存し、タッチパネル画面上で利用ユーザーごとに自動生成される「マイプリントボタン」で印刷設定を確認しながら、必要なジョブだけを印刷することができるという。留め置き印刷を活用することにより、放置プリントやミスプリントなどで発生していた無駄な印刷コストを削減することができるとしている。なお、導入には専用のアプリケーションをインストールしたり、特別な設定をする必要がなく、管理者によるユーザー登録・管理なども不要のため容易に利用することができるという。

 サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCEは、プリントサーバーがない場合でもネットワークにつながっている事業所内の複合機であれば、どこからでも印刷できるシステムになる。従来の「どこでも印刷システム」で必須だった専用の書誌情報サーバーや仮想プリントサーバーが不要なので、サーバーの導入費用や運用管理コストを削減できるという。また、印刷ジョブは一旦複合機で留め置かれるので、セキュリティの確保にも貢献するとしている。個人認証機能を連動させることで個人ごとに利用機能を制限できるため、ユーザーごとに最適な利用環境を構築できミスプリント削減にもつながるという。

 えらんでマイプリント for MEAP ADVANCEは2012年1月中旬の発売予定で、価格は4万円(税別)。サーバーレス Anyplace Print for MEAP ADVANCEは同月下旬発売予定で、オープン価格となっている。

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