フェンリルはWebブラウザ「Sleipnir 3 for Windows」を正式リリースした。ジェスチャー機能やデバイス間同期など、ユーザーの声を基に複数の機能を実装した。
11月16日と聞いて何の日か思い出すSleipnirユーザーはいるだろうか。分かるとすれば、その人は昔からのSleipnirユーザーであるに違いない。今から7年前(2004年)の同日、フェンリルは開発を進めていたSleipnirのソースコードが盗難されるという事件にあった。
今回発表したWindows向けWebブラウザの最新版「Sleipnir 3 for Windows」の正式リリースをその日に合わせたのも、フェンリルの何らかの意思を感じる。
Sleipnir 3 for Windowsは、表明から約3年の月日をかけて開発した最新バージョンのWebブラウザ。スマートフォンで実現するようなジェスチャー操作でできる機能を多く取り入れるなど、インターネットユーザーが「快適に使える」ブラウザを目指したという。
主な搭載機能は、RC版の最終候補時に発表した通り。右クリックしながらのカーソル操作でタブを閉じたりページの更新ができる「TouchPaging」(ジェスチャー)機能や、フルスクリーン機能などを実装した。
目的別に複数のタブ管理したいユーザー向けに、タブのグループ機能も追加。100個など大量のタブを開いていてもグループ管理することですっきりまとめられる。
本バージョンで、アイコンも変更。他OS向けSleipnirと調和の取れたデザインにした。無料サービス「Fenrir Pass」を利用すれば、iOSや、Android、Mac向けのSleipnirとブックマークの同期ができる。
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