フェンリルは、Webブラウザ「Sleipnir」のMac OS版を正式リリースした。シンプルなデザインにしながら、複数タブを一望できる機能を持つなどユーザー利便性を向上した。
フェンリルは11月2日、Mac OS向けのWebブラウザ「Sleipnir 3 for Mac」を正式リリースした。対応OSはMac OS X Lion/Snow Leopard。
Sleipnir 3 for Macは、Mac OSが実現するタッチジェスチャ操作で閲覧ページをスクロールできるなど、直観的な操作を実現するWebブラウザ。複数のタブを一望したい際には、トラックパッドをピンチインする(2本の指を載せて間隔を縮める)ことで拡大サムネイルを表示できる。タブバーが溢れるほどのタブを開いていても、探しているページを発見しやすくなるという。
また閲覧ページに集中できるよう、ブラウザの外観はシンプルに設計した。ブラウザ本来の目的であるWeb閲覧に集中しながら、必要な際にはコンパクトなツールバーで設定やヘルプを参照できるという。
ダウンロードしたファイルの状況を表示するプログレスバーや、ブックマークバーは、必要に応じて表示を伏せることも可能。ブックマークは新規タブボタンで開けるなど、シンプルなフォルムを保ちながら機能も充実させた。
モバイル端末とのブックマーク同期も実現している。無料サービス「Fenrir Pass」を使うことで、他OS端末で利用している全てのSleipnirとブックマークを同期できる。外出中にスマートフォンで見つけたページや、職場のWindows環境でチェックしたページを自宅のMacで閲覧といったことが可能だ。
なお今回は専用サイトでの配布のみだが、次期バージョンではMac App Storeでのリリースも予定している。
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