iOS/Googleカレンダーと同期する手帳 老舗手帳メーカーが発売

手帳メーカーのダイゴーが、iOS/Googleカレンダーと同期できるアナログ手帳「Cal-Sync」を発売。iOSアプリと連携し、アプリで手帳を撮影すると予定の内容がデジタル化される。

» 2011年10月31日 16時43分 公開
[ITmedia]

 ダイゴーはこのほど、iOSのカレンダーやGoogleカレンダーと同期するアナログ手帳「Cal-Sync」(2012年1月〜3月版)を発表した。同名のiOSアプリで手帳を撮影すると、手帳の予定を少ない手間でデジタル化できる。価格は840円(現在キャンペーンにつき480円)で、アプリは無料。

photophoto 手帳とアプリの画面

 「デジタルカレンダーも便利だが、紙の手帳も手放せない」――そんなユーザーに向けて開発した製品。手帳の日付、予定の時間に加え、ユーザーが設定した「イベントコード」をアプリが認識し、自動でデータ化する。また、これらのデータをiOSカレンダーや、iOSカレンダーと同期しているGoogleカレンダーに反映できる。

photo 手帳の日付、塗りつぶした時間帯、さらに2桁のイベントコードを読み取ると、予定がデータ化される仕組みになっている
photo イベントコードは01〜99まで設定できる

 イベントコードとは、予定の種類に応じてユーザーが設定した0〜99までの数字のこと。営業進捗会議は01、A社往訪は02といった具合に、定期的・基本的な予定をイベントコードに一度登録すれば、その後は手帳に書いたイベントコードを読み取るだけで、登録内容がデータ化される。イベントコードには、予定名/場所/同期するGoogleカレンダーの種類(マイカレンダー)が登録できる。このほか、手書き数字の学習機能を備えており、誤認識した手書き数字をアプリに学習させることで、認識精度を高められる。

 手帳のサイズは130(高さ)×70(幅)×9(厚さ)ミリで、ブラックとホワイトの2色を用意した。裏写りが少ない独自の用紙を採用したほか、糸綴じ製本で、ハードに使っても壊れにくいという。

 ダイゴーは1945年創業の老舗紙製品メーカー。スマートフォンが普及し、予定のデジタル管理が進むなか、アナログ手帳の新しい方向性としてCal-Syncを企画した。なお、製品サイト(要会員登録)とFacebookページ(要「いいね!」)で、手帳のPDF(2011年11月〜12月版)を配信しており、使い勝手を試せる。

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