ファイルの受け渡しの際、共有フォルダやUSBメモリを使わずについついメール添付で送ってしまっている人は多いだろう。この「決まった宛先へのメール添付によるファイル送信」を極限まで省力化できるソフトを紹介しよう。
自分が所有している別のPCにファイルを送る際、メールに添付して自分宛に送信している人は多いだろう。あまりにファイルが大きければネットワークへの負荷がかかるといった問題もあるが、常時接続が当たり前となった昨今では、自宅内外を問わずファイルの送受信が確実にできる方法の1つではある。共有フォルダやオンラインストレージ、USBメモリなどは使わず、もっぱらメール添付に頼っている人も多そうだ。
さて、メール添付でファイルを送ろうとした場合、そのたびに新規メールの作成画面を起動して自分のメールアドレスを宛名欄に入力し、ファイルを添付した後に送信ボタンを押すというのは、なかなか煩わしいルーチンだ。特に自分宛に送る場合は、送信先のメールアドレスは常に同じなので、繰り返し入力するというのもあまりスマートではない。
例えばオススメはGmailだ。Gmailであれば本文にドラッグ&ドロップでファイルを添付でき、自分宛に送信しなくても下書き保存状態のままでどこからでも確認できる。だが、そんな便利なGmailでも添付ファイルを送るには新しいメールを作成する手順が必要で、ひと手間かかることは否めない。またほかのWebメールであればそうした方法が使えない場合も多い。
こうした「自分宛の添付メール送信」の省力化にぴったりのソフトが、今回紹介する「ぽっとん」だ。このソフトを用いれば、ファイルをウィンドウ内にドラッグ&ドロップするだけで、あらかじめ指定された宛先に対して添付ファイルとして送信してくれる。いうなれば「特定の宛先に対する、添付ファイルの送信専用のメールクライアントソフト」ということになる。自動で添付ファイルを送信するので、メールを新規作成するという手間もない。
送信先はあらかじめ設定したメールアドレスのほか、最大5つの登録済みメールアドレスから選ぶことができる。ファイルのドラッグ&ドロップで自動送信するモードに加え、複数のファイルがたまってからまとめて送信することも可能だ。一通あたりのメールサイズが大きくなりすぎないよう、ドラッグ&ドロップした複数のファイルを個別のメールに分割して送ることも可能だ。
このほか「自動送信」をオンにしておけば、デスクトップ上のショートカットアイコンにファイルをドラッグ&ドロップするだけで送信できてしまうので、添付ファイル付きのメールを自分宛に送る時の負担を極限まで減らすことができる。会社や出先のPCから自分宛にファイルを送る場合や、モバイルPCとデスクトップPCの間で手軽にファイルの受け渡しをしたい場合などに活用するとよいだろう。
ソフト名 | 利用料 | 対応OS | 作者 |
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ぽっとん | 無料 | Windows XP/Vista/7 | 眠眠工房 |
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