あなたの不安、見積もります:KYBER SmartNoteのすごいOCR機能を体験して分かった3つの難点
高精度のOCR機能が使えることで話題になっている「KYBER SmartNote」を体験。なかなか良いのですが、3つの難点が気になりました。
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ちょっと話題になっている「KYBER SmartNote」を使ってみています。人力が使われている、という触れ込みでしたから興味をもちました。やはりこの精度になると使い勝手が全然違う、というのが第一印象です。どうしても手書きでメモをする場面がなくならず、しかもそのことに苛立っているなら買って損はありません。
最大のポイントはもちろん、OCRの変換精度
実用上最大のポイントはもちろん、OCRの変換精度です。結論から言えば「際立って高い」です。私もこの種のツールは好きですから、ずいぶん役に立たないものを試してきましたが、なんの「練習」もせずいきなり使い出して、すぐ実用に耐えたというのは初めてです。
例えば、Evernoteを最終着地点とした場合、使い始めからの流れは次の通りです。
- iPhoneにアプリをダウンロード
- サーバに登録し
- Evernoteのアカウントを設定
- メモを登録
- メモ書き
- メモの写真を撮影
- サーバにアップ
- Evernoteへ送信
Evernoteへの送信は非常に簡単
1〜3は最初の1回だけです。4はメモを最初に使うときだけ。すなわち何度もやるのはメモを書くことと写真を撮ることとEvernoteへエクスポートすること。ロディアに書いたメモを転記することや、ロディアのメモを撮影してEvernoteにアップし、検索にヒットしなくても見つかるように整理するよりは、手間はずっと少なくてすみます。ただし若干難点もあります。
第1に、メモの価格が高いこと。1冊約500円で29ページ。しかもメモの面積はiPhoneとほぼ同じ。これは高性能のOCR代として考えるより仕方がありません。
第2に、ロディアにするように殴り書きはできません。いや、できないわけではなくできますが、そのためにOCRができなくなるので意味がないでしょう。私の字を見ても分かるとおり、そんなにきれいではありません。それでも判別はできますが、殴り書きでは判別できなくなります。
第3に、1ページ1回のOCRと考えていいので、当然1ページぎっしり埋めてからでないと、サーバに送りたくない――と考えるのが自然。つまり思いついたらすぐ書きたいメモなのに、紙面を節約して使うという、いささかメモの威力を損ないがちな使い方になるのです。
この欠点はいずれも「走り書きができない」「ぜい沢に使えない」というプレッシャーです。そのことがメモを使う上では間違いなくストレスになります。とりあえず試しにお使いになってみて、そのストレスに耐えられるかどうかを検討してみることをオススメします。
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「残務ゼロ研究会」開催のお知らせ
久しぶりの単独セミナーのお知らせです。
残務ゼロ――。それはムリでもせめて残務をスッキリさせる見通しを立てて休日を過ごすだけでも、ずいぶんスッキリするのでは?
というご提案を受けて、この「残務ゼロ研究会」を企画しました。少し趣向凝らしまして「研究会のうち約2時間は残務処理、またはその計画を立てることに費やしていただく」ようにします。
その間のご質問はいくらでも承るとともに、必要に応じてしゃべるようにしますが、黙々と残務処理していただいてかまいません。
なお「残務」とはここでは少し広くとらえてください。例えば、
- ふだんからやろうと思ってなかなか手のつけられないこと
- 勉強などの計画
- やれば便利になることが分かっている環境設定
- いつかまとめてやろうと思って集めているライフハック
- 実際の業務上の残務
なども「残務」です。これらの見通しがつけば、心理的にずいぶんスッキリするだろうし、未来志向的になることが可能です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
10月9日:残務ゼロ研究会(東京都)
筆者:佐々木正悟
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。
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