比較写真を結合して訴求力をアップする3分LifeHacking

2枚の写真を用いて「使用前と使用後」「旧製品と新製品」といった違いを見せたい場合、1枚ずつしか目に入らないようであれば、訴求力も半減してしまう。こうした場合に便利なソフトを紹介しよう。

» 2011年10月03日 14時00分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
2枚の比較画像。並べると違いがよく分かるが、1枚ずつアップロードすると違いが分かりづらくなってしまう
「AzJoinImage」で画像を指定し、連結する方向を選ぶ。今回は「右貼り付け」で左右に連結

 新旧の違いや使用前使用後の違いなど、「Before」と「After」の2枚の写真を用いて違いを説明することはよくある。どれだけ文章で説明するよりも、写真を並べた方が一目瞭然で分かりやすいわけで、ビジネス、プライベートを問わずよく使われる手法だ。

 さて、こうした比較写真を公開する際に心掛けたいのは、「BeforeとAfterの2枚の写真が同時に目に入るようにする」ということだ。一般的に比較写真は1枚ずつ撮影することから、公開する際もついつい1枚ずつ、となりがちだ。公開先がブログやTwitterのように、写真を1枚ずつしかアップロードできない仕様になっていればなおさらだ。

 しかし本来は対になっている写真を1枚ずつアップすると、BeforeとAtfterのどちらか一方しか見てもらえなかったり、あるいは逆の順序で見られてしまったりと、うまく意図が伝わらない可能性がある。見比べて違いを把握してもらうためには、BeforeとAfterが1枚にまとまった状態で、同時に目に入るようにするのが大原則だ。

 こうした場合に便利なのが、今回紹介する「AzJoinImage」だ。このソフトを使うと、複数枚の画像を任意の方向に連結して1枚の画像を生成できる。左がBefore、右がAfterという順序で1枚の写真にまとめることで、見た人が違いを理解しやすくなる。


2枚の画像が1枚に連結できた。これなら比較も容易だ。JPGなど形式を指定して書き出せる

サイズ指定やパーセント指定も可能。結合後のサイズ変更はできないのであらかじめここで指定しておく

 一般的な画像処理ソフトでもこうした写真の連結は可能だが、キャンバスサイズを拡大して作った余白にもう一枚の写真を貼り付けたりと、意外と手間も掛かる。これらを一発でこなしてくれるこのソフトは、ビジネスユースはもちろん、ブログやTwitter、さらにはオークションに至るまで幅広く役に立つ。

 対応するファイル形式は、BMP、PNG、JPG。指定したサイズや縮小率で、2枚の画像を意図通りに並べることもできる。さらに多くの枚数をタイル状に敷き詰めたり、並べ方をランダムにすることも可能だ。比較写真の訴求力をアップしたい場合に、うまく活用するとよいだろう。

2枚と言わず、さらに多くの画像を「縦4枚×横5枚」といった具合にタイル状に結合することも可能

本日のレシピ
ソフト名 利用料 対応OS 作者
AzJoinImage 無料 Windows 98以降 Azel氏

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