エプソンのA4レーザーは3つの“省” 国内最小クラスの新機種発表仕事耕具

エプソンは、A4レーザープリンタの新製品としてカラー機のネットワーク対応モデル「LP-S620」、ネットワーク非対応モデル「LP-S520」とモノクロ機の「LP-S120」を2011年7月下旬より順次発売。いずれも省スペース、省電力、省力化の「3つの省」が特徴だという

» 2011年07月14日 18時54分 公開
[鷹木創,Business Media 誠]
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モノクロ機の「LP-S120」。右は従来機のLP-S100。

 エプソンは、A4レーザープリンタの新製品としてカラー機のネットワーク対応モデル「LP-S620」、ネットワーク非対応モデル「LP-S520」とモノクロ機の「LP-S120」を2011年7月下旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライスだが、同社直販サイトのエプソンダイレクトではLP-S620が4万9980円、LP-S520が2万9980円、LP-S120が1万4980円となっている。

 いずれの機種ともに省スペース、省電力、省力化の「3つの省」が特徴だ。設置面積はLP-S620とLP-S520が39.4×30.4センチ(幅×奥行き)、LP-S120が35.8×19.7センチで、同クラスの機種と比較するといずれも国内最小クラスだという。カラー機では従来機で採用していた印刷方式を4サイクル方式からタンデム方式に変更し、現像ユニットに感光体とLEDヘッドを一体化した。またモノクロ機ではトナーサイズを縮小。個装箱の体積比で従来製品よりも96%小さくしたという。

 今年は特に事務機の節電能力も求められており、新製品では省電力化も進めた。TEC値(国際エネルギースタープログラムで定められた標準消費電力量)はLP-S620が1.32kwh、LP-S520が1.00kwh、LP-S120が1.40kwhと、いずれも従来のカラー機「LP-V500」(3.87kwh)、モノクロ機「LP-S210」(1.96kwh)を大きく下回った。カラー機では低温で定着する低融点重合トナーを採用。さらにベルト定着方式も採用して加熱時間を短縮した。節電モードからの復帰時間を短くできるので、印刷後すぐに節電モードにしても使い勝手に支障がないという。

 省力化の取り組みは、トナーをプリインストールしたこと。また感光体の交換が不要なため、購入後の面倒なセットアップ作業を簡略化できた。このほか、LP-S620とLP-S520では吸気ファンを採用し、デスクサイドにおいてもファンの排気にわずらわせられることもないという。また、LP-S120ではファンレス構造を採用している。


LP-S620とLP-S520の外観はほとんど変わらない。LP-S620には背後にEthernetポートが付いている

 印刷速度(A4タテ)はLP-S620がカラー毎分12枚、モノクロ毎分15枚、LP-S520がカラー毎分10枚、モノクロ毎分12枚、LP-S120がモノクロ毎分24枚。LP-S620にはUSBポートのほか100BASE-TX/10BASE-TのEthernetインタフェースを装備。LP-S520とLP-S120にはUSBポートを備えた。

機種名 印刷速度(A4タテ) 大きさ(本体のみ) 重さ(消耗品含む) 価格
LP-S620 カラー毎分12枚/モノクロ毎分15枚 394×304×234ミリ 約10.6キロ 4万9980円
LP-S520 カラー毎分10枚/モノクロ毎分12枚 2万9980円
LP-S120 モノクロ毎分24枚 358×197×208ミリ 約4.6キロ 1万4980円

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