マルチディスプレイ環境などで2つ以上のExcelの画面を開き、並べて作業したい場合に便利なアドオンを紹介しよう。
Excelの画面を2つ並べて作業をしたいことがある。1つのウィンドウの中で2つのExcelファイルを整列表示させるのではなく、ウィンドウそのものを2つ開きたいといった場合だ。例えばマルチディスプレイで、左右画面にそれぞれExcelの画面を表示し、右画面の内容を参照しながら左画面のExcelファイルを編集するといったケースである。
しかし単純に2つのExcelファイルを連続して起動すると、1つのウィンドウの中に重なった状態で表示する。2つのウィンドウを表示するためには、1つめのウィンドウを立ち上げたあとに、スタート→プログラムとたどって新しくExcelを立ち上げてそこにExcelファイルをドラッグ&ドロップすればよいのだが、やや面倒だ。
今回紹介する「別のウィンドウで開く」は、Excelに組み込むことにより、こうした別ウィンドウの立ち上げを容易にしてくれるアドオンである。インストールするとメニューバーに「別のウィンドウで開く」というメニューが追加され、「別のExcelを開く」というメニューが使えるようになる。これを用いれば、新しいウィンドウをすばやく立ち上げることができるようになるのだ。
このほか、読み取り専用として開き直すこともできる。現在編集中のファイルを別のウィンドウで編集不可能な状態で開き、そちらを参照しながら新規に編集を行うことも可能だ。クリップボードにファイル名やパス名をコピーする機能もあり、Excelをヘビーに使う人にとって、なにかと重宝するアドオンである。
ソフト名 | 対応OS | 対応Excel | 利用料 | 作者 |
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別のウィンドウで開く | Windows 7/Vista/XP | Excel 2010/2007/2003/2002 | 無料 | 山本泰三氏 |
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