タブレットで手書き文書も電子化 リコーが「eWriter」展開

リコーは、タブレット端末とバックエンドシステムを連携させることで、紙ベースの手続きを電子化する「eWriter」を世界で展開する。

» 2011年06月03日 12時21分 公開
[ITmedia]

 リコーは、タブレット端末とバックエンドシステムを連携させることで、紙の書類で行われてきた手続きを電子化する「eWriter」事業を始めた。今夏から米国で展開し、順次世界展開する計画。

photo eQuill

 ビジネス向けタブレット「eQuill」(イー・クイル)と、バックエンドのデータ管理システムで構成。紙の替わりにeQuillに手書きなどでデータを入力し、3Gか無線LANでバックエンドに送り、データを管理する。紙のワークフローで必要だった複写やスキャン、保管、廃棄といったプロセスが不要になるとしている。

 eQuillはモノクロで、重さは500グラム以下、厚さは9.6ミリ以下と持ち運びやすく、連続20時間のバッテリー駆動が可能。記入された際の筆圧や速度などの情報も記録でき、手書きの署名より高い信頼性を実現できるという。

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