「会って話題にすること」はどこにメモしてありますか?あなたの不安、見積もります

「明日の打ち合わせに必要な資料と伝えたいことは、これと、これと、これと……」というメモが打ち合わせ直前でチェックできたら便利です。私はEvernoteを使っていますが、ちょっと探しにくいのが問題です。どうしたらいいでしょうか。

» 2011年05月27日 09時30分 公開
[佐々木正悟,Business Media 誠]

 「明日の打ち合わせに必要な資料と伝えたいことは、これと、これと、これと……」というメモが打ち合わせの直前でチェックできたら便利ですね。私はEvernoteを使っていまして、電車の中や駅でチェックすることが一番多いメモ書きです。

  • 打ち合わせ場所の地図
  • 打ち合わせで扱う話題
  • 打ち合わせ中に決めなければいけないこと
  • 打ち合わせ中に言いたいこと

 これらは「タスク」ではないし、「予定」でもないため、タスク管理ツールやカレンダーに入れておくのもしっくりしません。もちろん入れてもいいわけで、私も一時期はGoogleカレンダーなどに入れておいたのですが。

 しかし、例えば話題に出したいWebクリップなどは、やはりEvernoteに取り込んだ方が、Googleカレンダーに部分的に貼り付けるよりも便利です。

 それなら全面的にEvernoteでいいじゃないかとなるのですが、問題はEvernoteにただ取り込んでおくと、さすがに出先で探しにくくなるところ。

人名ばかりなので、パートナーで実名もネットにたくさん出ている大橋さんをのぞいてはすべて隠してあります。見づらい点はお許しを!

 そこで私は「打ち合わせや約束のノートブック」を作って、それをスタックにまとめてあります。

 こうやって「日付+人名」のノートブックに必要な資料を全部集めておけば、それをチェックするだけですみます。その日の議事録もそこへ入れておけばOKでしょう。

 出先でもiPhoneでこれらのノートだけを見ればいいので、見つけるのが簡単です。会う順にまとめてありますからたいていは「ミーティング」の一番上がお目当てのノートブックです。ミーティングが終わったらノートブック名を「年月日+人名」に変えます。こうすれば過去のノートブックは下方に移動する――というわけです。

 Evernoteはすでにスタックだらけで、これ以上増やしたくないという人は、この目的だけに特化してCatchを使ってもいいでしょう。テキスト情報だけを扱えば動作も軽快で、無料ですみまし、整理もタグを使って同じようにやれますよ。

筆者:佐々木正悟

 心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。


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