これまでビジネスパートナーとSkypeのテキストチャットを通じてコミュニケーションをしていましたが、これからはChatWorkに変わりそうです。
毎週日曜日〜水曜日の午前10時から30分程度、仕事上のパートナーである大橋悦夫さんと簡単なミーティングを行っています。とは言え私の家は埼玉南部、大橋さんの家は都内で、とても毎日会いに行くわけには行きません。
そこでSkypeで会話しながら、チャットを併用していました。とても便利です。会話しながら大事な部分だけはチャットでまとめていくすべてが無料でできるというのが信じられないほど。
ただ何もかもSkypeでやってしまうのには欠点もあります。Skypeのチャット機能はそれなりに高機能ですが、
元々コミュニケーションツールとして生まれたSkypeですので、ToDo/タスク/プロジェクト管理が不得意なのは仕方がありません。工夫すれば何とかなりますし、事実これまで何とかしてきたのですが、面倒だったのはたしかです。
そこで今ちょっと話題の「ChatWork(チャットワーク)」を使ってみたところ、上記の問題がほぼ解消できてしまったのです。
第1にChatWorkでは「新しい書き込み」のほか、タスクを「タスク」として取っておいてくれる機能があります。この機能があるおかげで、大事な約束事やタスクをすぐにそれと認識できます。
第2に最初から「プロジェクト」という単位を想定に入れているため「プロジェクトにおけるタスク」という切り分けが簡単。それもグループウェアであることが前提なので「このプロジェクトに関わる人を『メンバー登録』して、誰のタスクなのかを明確に分ける」こともできてしまいます。
ChatWorkでやることはシンプルですがツールとしては強力です。大橋さんとのやりとりではSkypeを使っていますが、今では音声のみ。テキストチャットは使わなくなりました。
ChatWorkを使っている人と一緒に仕事をするケースでは、積極的に使うようにしていますが、メールのやりとりが確実に減っています。メールは情緒的なやりとりをするようにして、事務的なやりとりはChatWorkでやるという棲み分けができつつあります。
受信トレイに入ってくるメールの数が減るというのは、理屈抜きにとても気持ちいいものです。3人以上で抱えているプロジェクトに関するメールがあふれかえっている人は、ぜひ一度試してみてください。
このたび『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』の第2弾として『いつも三日坊主のあなたが続ける人になる50の方法』を上梓することになりました。こちらの出版を記念して、4月28日(木)に渋谷にて「三日坊主撃退」をテーマとしたセミナーを開催させていただきます。
「先送り」と「三日坊主」は深く関連しています。簡単に言えば、3日続いたことを4日目から先送りする習慣を付けてしまったら、それが「三日坊主」だからです。「先送り」も「三日坊主」も心理学で解決できる部分がかなりあります。それをまったく知らないままいつも残念な気持ち、自責の念に駆られていてはそれこそ残念です。
今回のセミナーには「習慣の達人」をスペシャルゲストとしてお呼びします。そのお話を心理学的に分析させていただき、どうすれば無理なく続けたいことを習慣化できるのかを、科学的に説明したいと思います。ゴールデンウィークに日頃できないことをやってしまいたいと思っている方は多いでしょう。そのお役に立つことができれば私にとっても心理学にとっても幸いです。
心理学ジャーナリスト。専門は認知心理学。1973年北海道生まれ。1997年獨協大学卒業後、ドコモサービスに派遣社員として入社。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、2004年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。著書に、『スピードハックス』『チームハックス』のほか『ブレインハックス』、『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』、『やる気ハックス』などがある。「シゴタノ!−仕事を楽しくする研究日誌」にて「心理ハック」を連載中。ブログ「ライフハックス心理学」主宰。
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