ハーマンミラーは、100ドルPCのイヴ・ベアールがデザインした“枠のない”ワークチェア「セイルチェア(SAYL Chair)」を発表した。5月初旬に発売する予定。
ハーマンミラージャパンは、ワークチェア「セイルチェア(SAYL Chair)」を発表した。5月初旬に発売する予定。
セイルチェアは、2010年10月にドイツの国際オフィス家具見本市で発表したもので、デザイナーは、100ドルPCをデザインしたことでも知られるイヴ・ベアール氏(フューズ・プロジェクト主宰)。
ベアール氏とハーマンミラーはセイルチェアの開発に当たり、「枠にとらわれない(unframed)」という愛称をつけたという。その愛称の通り、セイルチェアの背もたれはフレーム(枠)のない「3Dインテリジェントサスペンション」を採用した。
吊り橋の原理からインスピレーションを得たという、3Dインテリジェントサスペンションは、Y字型のタワー構造(Y-Tower、Yタワー)でメッシュ状の背もたれを支えるのが特徴。背もたれにある5カ所のヒンジポイントによって、部位に応じた張力が、仙骨、腰部、脊柱をサポートし、アーロンチェアなどハーマンミラーの高機能ワークチェアが持つポスチャーフィット機能と同じような座り心地を得られるという。
12年間の保証付きで、メッシュ状のサスペンションバックタイプ(リクライニング範囲設定、前傾機能、アジャスタブルアーム、座面奥行き調節機能付)は6万1950円〜7万7000円。ファブリック張りのアプホルスターミドルバックタイプ(リクライニング範囲設定、前傾機能、アジャスタブルアーム、座面奥行き調節機能、ランバーサポート付)は6万5100円〜7万7700円となっている。
ハーマンミラーでは今後、カンティレバーチェアとサイドチェアを追加する予定。カラーバリエーションは、サスペンションバックが8色、アームパッドが7色、ベースが3色、Yタワーが2色。ファブリック張りのアプホルスターミドルバックタイプは33色を用意した。
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