PFUの「楽2ライブラリ パーソナル」の「お年玉番号当せんチェック」機能を使えば、手入力を一切することなく、年賀状のお年玉番号のチェックをまとめて行える。枚数が多くてもラクラクだ。
年賀状のお年玉番号の当選チェックというのは、枚数が増えれば増えるほど大変になってくる。まず下2ケタだけをチェックし、当選の可能性がないものを除外してから残りをひとつずつチェックしていくというのが手っ取り早い方法だと思われるが、年賀状の枚数が100枚、200枚と増えてくると、方法がどうあれ目視チェックではいくら時間があっても足りなくなってくる。当選チェックができるオンラインサービスやソフトを使えば省力化できるが、枚数が増えれば増えるほど煩雑(はんざつ)になることに変わりはない。
こうした場合に使ってみたいのが、PFUのソフト「楽2ライブラリ パーソナル」だ。ドキュメントスキャナ「ScanSnap」とのセットモデルも販売しているので、ふだんから利用している人、あるいは使っていないがソフト自体は持っているという人も多いだろう。実はこのソフトには、スキャナで読み取った年賀状の当たり番号を照合できる「お年玉番号当せんチェック」機能があるので、手入力不要でまとめて当せんチェックができてしまうのだ。
仕組みとしては、ScanSnapで年賀状をスキャンする際にOCRでお年玉番号をテキストデータ化し、日本郵政のホームページから自動的に取り込まれた番号との照合を行うという流れになる。手入力が一切不要なので、枚数が増えても手間がかからないのが大きなメリットだ。
では実際にやってみよう。まずはスキャナの読み取り設定を「楽2ライブラリ(年賀はがきデスク)に保存」に設定した上で年賀状をスキャン。表裏が1ページで閲覧できる形式で「年賀はがきバインダ」に取り込まれる。この際、OCRをオンにしておくことにより、差出人やお年玉番号がテキストデータに変換され保存される。
取り込みが完了し、OCRデータに誤りがないかざっとチェックしたあと、バインダの右クリックメニューから「お年玉番号当選チェック」を選択。日本郵政のホームページからお年玉番号データが自動的に取り込まれ、照合が行われる。わざわざ当選番号を手入力する必要もなく、あっという間にチェックが完了する。当選ハガキには自動的に付せんがつけられるので、あとはこれの原本に当たる年賀状を探せばよいというわけだ。
年賀状をスキャンする過程でファイリングもできてしまうので、整理および保存の観点からも一石二鳥のこの方法。年度別に分けて取り込んでいけば、年賀状のライブラリを作るのにも役立つだろう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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楽2ライブラリ パーソナル V5.0 | 1万8000円 | PFU |
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