あの洋書を今読むか、2年後に読むか――知的鎖国政策を打破せよ! 「洋書トライアスロン」もはや国内に引きこもっていてはヤバい

海外ビジネスに触れて国内の不況を吹き飛ばせ――。毎月2冊の洋書を紹介する「洋書トライアスロン」で、知られざる世界のビジネスモデルを手にしよう。

» 2011年01月21日 10時00分 公開
[PR/Business Media 誠]
PR

 少しずつ回復の兆しはあるものの、長引く不況に日本の国内企業は疲弊(ひへい)している。ビジネスパーソンたちも必死の努力を続けているが、先が見えない閉塞感に絶望しかけている人も多いのではないだろうか。

 一方、海外勤務を望まない新入社員も5割近くにのぼり、不況下の日本に引きこもりつつあるビジネスパーソンの現状がうかがえる。

日本に引きこもっていないか

神田昌典氏

 世の中が不況になると、一生懸命働いても儲けが少なくなる。となれば、朝から晩まで馬車馬のように働くよりも、仕事は定時に上がって残りは自分自身の勉強やスキルアップの時間に当てたほうがいい。不況の時にしっかり自己投資しておけば、景気が回復した時に花が開く。そんな芽を大事に育てるのである。

 社会人大学に通ったり、勉強会に参加したりするのも方法だが、最も重要なのは海外の情報に触れることである。グローバル化が進み、ユニークなビジネスモデルが世界中で誕生している。Amazonしかり、Googleしかり、Appleしかり――。ただ、実際に勉強するとなると経済的な負担も少なくない上、時間的な制約も気になるところ。そこで手軽に自己投資できるのが「洋書を読むこと」である。

 「海外ビジネスを放送するテレビじゃだめなのか」「ネットでも分かるよ」という人もいるだろう。もちろん、ただ「知る」だけであれば、CNNやBBCでもいい。YouTubeだって参考になるだろう。だが、その仕組みを自分なりに理解し、何度も読み返して自分自身のものにするには、電波の入る状況を気にせず、簡単に持ち運べて、すぐに何度でも読み返せる書籍がやはり一番なのだ。

 そんな洋書だが、そもそも読みたい洋書が国内に流通していないこともある。原書が翻訳・編集されるとよほど有名な本以外は2年程度遅れて国内で発売される。また、編集過程で原書とは量・質ともに異なってしまう本も少なくない。

 国内で発売していても「何から読んでいいのか分からない」という声も多い。国内に流通している洋書だけでも数万点以上。この中からどの本が最適なのか、分からなくても当然だ。英語の壁があるがゆえに原書を読むとすると、1冊読むのもひと苦労。しかも苦労して読んだ本がハズレだったりすると本当にがっかりするものである。逆に、ビジネスパーソンならこの洋書を読んでおけ! と言われれば「今すぐにでも読みたい」という気分になるかもしれない。

 そうした声に応えたのが「マインドマップ」(R)などの思考法や「フォトリーディング」などの速読法で有名な神田昌典氏が発信するALMACREATIONSの「洋書トライアスロン」なのである。

洋書トライアスロンとは何か――3つのポイント

井上久美氏

 洋書トライアスロンとは、毎月2冊のビジネス洋書をALMACREATIONSの神田昌典氏と、国際会議などでも通訳者として活躍する井上久美氏がビジネス洋書を毎月2冊ピックアップし、日本のビジネスパーソンに役立つ視点を冷静かつ情熱的に語りかける音声コンテンツ(MP3にて提供)だ。

 ただ、この洋書トライアスロンを単なるMP3のデータとして扱うには、あまりにももったいない。先ほどもお伝えした通り、洋書の弱点はただ1つ。「何を読んでいいのか分からないこと」だ。洋書トライアスロンでは、神田氏と井上氏という2人のキュレーターが選んだビジネスパーソン必読の洋書を教えてくれる。神田氏によると「1冊の洋書を選択するのに、最低5冊は目を通す」という。「収録前は必死ですよ。試験前の学生に戻った気分で、時間に追われながら、洋書を読み込んでます。とにかく、聴き手のことを思って、一緒に勉強しているつもりで、がんばってます」

 もちろん原書なので日本国内ではまだ広まっていないビジネスアイデアにいち早く触れられるわけだ。まだ日本では有名でないフレームワークなど、「今」知っておくべきトピックスを共有し、あなた自身のビジネスにインスピレーションを与えるはずである。

 また、神田氏と井上氏が現場の国際的な舞台の第一線で働くビジネスパーソンであることも忘れてはならない。海外の情報に常にアンテナを張るビジネスのプロフェッショナル神田氏と、主要な国際会議などにおいてグローバルに活躍する人材をつぶさに見てきた国際コミュニケーションのプロフェッショナル井上氏、いずれも経験者だからこそ語れる貴重な視点は必聴。ほかでは教えてくれない、グローバル社会を生き抜く力(ちから)を実感できるだろう。

直近取り上げた「ビジネス洋書トライアスロン」のタイトル
Vol.14 『The Invisible Gorilla』 Christopher Chabris、Daniel Simons共著 ゴリラの実験を基に「人間の思い込み」ついて検証した書籍。「looking is not seeing」。あなたも「こうなることは分かっていたのに、なぜ」と思うことはありませんか? じっくり理解せず、直感や思い込みで判断していることが多いのかもしれません。神田氏の反論や井上氏のアドバイスも聞きどころです。
Vol.13 『Managing the Millennials』 Chip Espinoza、Mick Ukleja、Craig Rusch共著 まるで魔法使いのようにテクノロジーをよく知っていて、ビジョナリー、かつチャレンジングな世代。それが米国版“ゆとり世代”の「Millennials」です。そのMillennialsから最強のパフォーマンスを引き出すことを目指したのが本書で、これからのマネジメントのヒントも。神田氏と井上氏はゆとり世代について真っ向から対立。熱いマネジメント論が繰り広げられていくのでした。
Vol.12 『Rewire Your Brain』 John B. Arden著 「脳科学」が日常生活で実際にどのように応用できるのか――豊富な証拠を元にまとめたのが本書です。ここでも神田氏と井上氏は対立。ですが、終盤になって二人は共通の答えを見つけたのでした。
Vol.11 『Design Is How It Works』 Jay Greene著 新しいデザインを創り出している企業の事例を基に、現代に必要な商品やサービスをどう生み出しているのか、開発プロセスにデザインがどう関係しているかを分析したのが本書。神田氏と井上氏はどのような議論をするのでしょうか。
Vol.10 『Business Model Generation』 Alexander Osterwalder、Yves Pigneur共著 「新しいビジネスモデルを創り出す人のためのハンドブック」をうたった本書。現代に合ったビジネスモデルとは何なのでしょうか。「この本は日本でヒットする!」と断言した神田氏。井上氏を交え、ビジネスや国際社会で活躍するエッセンスが続出します。
Vol.9 『The Chaos Scenario』 Bob Garfield著 米国で著名な広告関連の専門誌『Advertising Age』で活躍したジャーナリスト、Bob Garfield氏が著した本書。マスメディアを取り巻く環境が激変している今、ビジネスパーソンにとっての「選択肢」とは? その先に見えてきた「聴く」ということの重要性。何を聴き、そこから何を見出していくべきなのか。「これはこの先の新規事業のタネ本だ」と神田氏も興奮気味です。

知的な鎖国政策を打破せよ

 「日本人だけが、グローバル環境におけるビジネス知識を約2年遅れで入手している現状への危機感」(神田氏)。

 洋書トライアスロンをはじめたきっかけを神田氏はこう話す。

 「マネージングアジア、アジアンエンタープライズなど、アジア諸国が1つの市場として立ち上がり始めている今、海外の最新情報をどうやって入手するか。シンガポールや香港でもビジネスが議論されているアジア市場だが、日本だけは蚊帳(かや)の外。アジアのビジネスパーソンが、日本人で知っているのは数人かそこらだけという状況でいいのか」

 こうした状況は「知的な鎖国政策だ」という。「日本人全員が海外でリーダーシップを取る必要はないが、一部のパースペクティブなビジネスパーソンには、このトライアスロンにぜひチャレンジしてほしい」

 2週間に1冊ずつ。年間になおせば24冊にもなる「洋書トライアスロン」。全身の筋肉を鍛え、自らとの戦いでもあるトライアスロン。神田氏自身も「必死だが、これほど勉強になる仕事もない」というこのトライアスロンにあなたも挑戦してみてはいかがだろうか。

「洋書トライアスロン」に挑戦する
マインドマップ(R)は英国Buzan Organisation Ltd.の登録商標です。日本国内では、一般社団法人ブザン教育協会がマインドマップの商標権を含む知的財産権の利用を正式に認可された唯一の団体です。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:株式会社アルマクリエイションズ
アイティメディア営業企画/制作:誠 Biz.ID編集部/掲載内容有効期限:2011年2月20日